生成AI小説エピソード作成ガイド
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まずweb小説に投稿する各話を、エピソードと命名する。このページではLLMを使って小説のエピソードを作る方法を解説する。
web小説は各話が一番重要で、以下の名称で構成されている
エピソードタイトル
エピソードのタイトルは、1話とか2話だけ表記することも多い。ただしwebで公開する場合、タイトルはhtmlタイトルになり、検索キーワードになるので、もっと重要度が高い
Webで公開する場合、description(説明)に該当する、クローラー向けの説明文もSEO対策にあったほうがいいと思う。ただしweb小説サイトでは、description(説明)の記載は採用していない
エピソードあらすじ
エピソードの台詞や描写を抜いた、概念やあらすじのようなもの。エピソードの難易度が高く、台詞や描写を抜いて記述したい場合に作る
著者としても台詞や描写ぬきでざっくりと記載できるので、簡単に作れる。またテキスト量が少ないので、LLMも内容を可読しやすい
あらすじは小説にとって下書きに該当するテキストで、Web小説って整合性やテーマがないので、あらすじを作ることはあまりない
エピソードの出力に当たって、以下の設定も書いておいた方が出力しやすい
- 主観視点/三人称
- 文体
- 登場人物
エピソード
web小説サイトに投稿するエピソード本文。あらすじとの違いは以下の記載がある
- 場面(シーン)
- キャラクターのセリフ
- 場所や時刻の描写
- 出来事の詳細
エピソード本文はあらすじよりはるかに難易度が高く、調べることが膨大にある。この描写ややり取りが書けないというのがよくある
そういう場合はあらすじをLLMに読ませて、エピソードを書いてもらう手がある。LLMも難易度が高くてかけない場合がほとんどだが、エピソードを書く下書きのようなものは手に入る
そうやってLLMが書いたエピソードを手直しして、再度LLMに読ませて書き直してもらう。それが壁打ちというテクニックで、全然筆が進まなかったエピソードの作成が進む場合がある
エピソード種類
LLMにエピソードを書かせるにあたって、どんなエピソードなのか事前に要望した方が精度が上がる
エピソードの種類は本当にたくさんあって、網羅するのも難しい。ただしいLLMはどんな感じのシナリオかはばっちり把握している
- 現実で死亡して、異世界に転生
- 追放
- 没落
- Sランスキル覚醒
- ゴブリン退治
- ざまあ
- おれつええ
- デート
- ハーレム
- 決闘
- ヒロイン救出と加入
- 神獣加入
- 拠点建設
- 設定語り(モノローグのみ回
- 主人公不在(主人公が登場しないエピソード
主人公が出ないエピソードは特殊で、視点と語り手の主人公がいないので、別に設定する必要がある。また日本のweb小説では、主人公が出ない回はPVが下がる傾向にあり、あまり使えない
戦闘エピソードは特筆する必要がある。武器・暴力・負傷・欠損がガイドラインに抵触する可能性がある。投稿しないや注意書きを追加したほうがよい。
LLMも戦闘エピソードは、駆け引きが緻密で、ガイドライン抵触に当たるとかけない場合がある
シーン(場面)
シーンはエピソードを細かくしたもの。web小説ではここまで細かく気にしない。ただし映像化する場合、エピソードの中の細かいシーンの記載が必要になる
なぜなら映像化する場合、場所とキャラクター、時刻が移り変わると、背景やキャラを追加しなければならず、作成する労力が追加でかかるため
素人のweb小説は、場所や時間が変わることに無頓着、もしくは全然決めてない。シーン(場面)といわれても、何のことかわからない場合がほとんど
前書きと後書き
小説化になろうで採用されている記載項目。マイナーな項目で、使わない人の方が多いはず
小説本文に記載したくない謝辞や、注意書き、読者への要望(ブクマコメント依頼)などを記載していることがほとんど。
web小説はPVの獲得が今後の成功に直結する。ランキング狙いする場合、後書きでクリックや評価を誘導する必要がある
壁打ち
小説には壁打ちという用語がある。ネットでは返信不要のつぶやきのことを指す。
私はLLMに読ませて、反応をもらうことを壁打ちと呼んでいる。今後LLMを活用するにあたって、この壁打ちは非常に重要なテクニックになる。LLMに読ませて返信をもらうと、問題点や新たなアイデアが浮かぶ場合が多い
私はこのhtml記事も、LLMに読ませて必ずコメントをもらうようにしている