美少女化現象

2025年11月29日 更新

日本のコンテンツ産業はmoeやhentaiといわれる、異世界美少女ものに集約されつつある

エロゲーがもともとこれらの発祥だったが、ライトノベルやなろうにも侵食。女性向けのweb小説も、薬屋をはじめとする令嬢物が主流で、異世界の美少女を主役にしている

その対極が少年漫画だったが、集英社の大作IPしか売れない現状。かつ一般書籍系も廃れてしまった

おかげで商業も素人も、異世界と美少女を前面に押し出した内容ばかりになった。

自覚のない作家たち

なろうとかラノベ作家達は、個性や独創性を追求しているつもり。が興味がない外野から見れば、MoeやHentaiばかりに映る

なぜかというと小説をいくら作文しても、ガワ(表紙)は異世界風の美少女ばかりなのだ。小説は他人に、内容を吟味しろというのは無理な話だ

コンテンツクリエイターとしても競合は避けたいので、いろんな作風に挑戦している。が、ダーク寄りの美少女に収まるのがせいぜい。彼ら自身もmoeとisekaiしか書けないことに気づいてないらしい

moeやhentaiは商業強いが、最近はパイが狭まって厳しい兆候が見られる。

日本の有名な歴代天才クリエイターって、moeとか異世界ものを使っていない。しかし最近の新生クリエイターはmoeと異世界に偏住している。

小説サイトの現状

日本の三大web小説サイトは以下

小説家になろうは女性向けの悪徳令嬢に席巻済み。カクヨムとアルファポリスは男性がメインだと言われているが、美少女化が進んでいる。

どの小説サイトも女性向けの線が細いキャラクターイラスト。そして男性向けの美少女キャラの表紙。つまり全体的に女性化が進んでいるのだ

実はSNSやdiscordも美少女アイコンユーザーばかり。小説も女性を前面に出して推しを獲得するのが定石になっている

ビジュアルは美少女有利

CGを前面に表示すると萌えと女モチーフに偏りやすい特徴がある。投稿サイトのPixivPixAIも女性イラストがほとんど

集英社系の有名IPは男主人公が定番。しかしそれ以外はメジャーマイナー問わず美少女ばかりになっている

コンテンツ産業も女性向け、もしくは美少女じゃないと売れない、受けないという現象が起こっている可能性が高い。女全盛のコンテンツ産業で、好きな人にはたまらないだろう

多様性の欠如

しかしその一方で、多様性がなく、競合も激しいと想定される。これが良い兆候なのか、悪い兆候なのか、はっきり言って分からない

AIに評論させたところ”短期的な商業的成功と効率性という点では「良い兆候」と言えます。しかし、中長期的な文化の発展、市場の持続性、そしてクリエイターの創造性という点では、「悪い兆候」であり、多様性の危機を強く示唆しています”と回答された

日本の愛好家たちは全く危機感を持ってないだろうが、🤖に言わせればやばいそうだ。さてどっちの懸念が当たるものだろう?