29b9 図に示す単純梁に集中荷重P1及びP2が作用したときに支点に生じる鉛直反力VA及びVBの値の大きさの組合せとして正しいものはどれか。


1 VA=4kN VB=3kN
2 VA=3kN VB=4kN○
3 VA=5kN VB=2kN
4 VA=2kN VB=5kN

29a9図に示す単純梁の左側半分に等分布荷重wが作用するとき、梁の中央部C点に生ずる曲げモーメントMとせん断力Qの大きさの組合せとして、正しいものはどれか。


1 M=8kNm Q=2kN○
2 M=8kNm Q=4kN
3 M=1kNm Q=2kN
4 M=1kNm Q=4kN
①左側の等分布荷重を集中荷重に置き換えると、2×4=8kNとなり、A点より2mの箇所に発生する。
反力RA=8×6/8=6kN、RB=8-6=2kN
C点にて切断法で求めると
MC左=4×4-8×2=0kNm
MC右=-2×4=-8kNm(下向き)よってC点のモーメントは8kNm
せん断力は右側2kNがC点まで平行に通り、そこからA点の上部側へ変化するのでQ=2kNとなる。

28a9図に示す集中荷重を受ける単純梁の支点A及びBに生じる鉛直反力(VA、VB)及び水平反力(HA、HB)の値として、誤っているものはどれか。ただし、cosθ=3/5とし、反力は右向き及び上向きを「+」、左向き及び下向きを「-」とする。


1VA=+3kN×
2VB=+2kN
3HA=+3kN
4HB= 0kN
①斜めの5kNを垂直と水平に分けると、cosθ=3/5によりθ=60度なので、垂直は-4kN、水平は-3kNとなる。(三角関数より3:4:5の比率なので)梁のちょうど中央に-4kNなので、単純にVA=VB=+2kNである。HB端はローラー端なので水平力を支持しない。(0kN) HA端のみ+3kNとなる。

27a9図に示す片持ち梁のA点に集中荷重Pが、AB間に等分布荷重wがそれぞれ作用したとき、支点Bに生じる垂直反力VBとモーメント反力MBの値の組合せとして、正しいものはどれか。


1VB=下向き3 kN MB=右回り9 kN・m
2VB=上向き3 kN MB=0 kN・m○
3VB=下向き 6 kN MB=左回り9 kN・m
4VB=上向き 6 kN MB=0 kN・m
②等分布荷重のB点における反力は、RB=Wl=2×3=6kN(下向き)
A点は上向き3kNなので、-6+3=3kN上向きになる。
等分布荷重の曲げモーメントは、wl^2/2より、(-2×3×3)/2=-9kN・m(左回り)
集中荷重の曲げモーメントは、Plより、3×3=9kN・m(右回り)
よって、-9+9=0kN・m

26a9図に示す単純梁ABに等変分布荷重wが作用するとき、支点Aの垂直反力VA、及び支点B の垂直反力VBの大きさの組合せとして、正しいものはどれか。


1VA= 9.0 kN、VB=18.0 kN○
2VA= 13.5 kN、VB=13.5 kN
3VA= 18.0 kN、VB= 9.0 kN
4VA= 18.0 kN、VB=36.0 kN
①荷重W=(wl)/2=(6kN/m×9m)/2=27kN
VA=W/3=27/3=9kN
VB=2W/3=2×27/3=18kN

25a9図に示す単純梁のCD間に等分布荷重wが作用するとき、BD間に生ずるせん断力の大きさとして、正しいものはどれか。


1kN
2kN○
3kN
4kN
②D点のRDは、wl/2 なので、2×2÷2=2kN。BD間なので、せん断力はそのまま、Q=2kNとなる。

24a9図に示す単純梁の支点A及びB にモーメント荷重がそれぞれ作用したとき、支点Bに生ずる反力の大きさとして、正しいものはどれか。


2kN
3kN○
4kN
5kN
②端部のモーメントに対する反力はM/Lにて求める。
RA=10÷5=2kN
RB=5÷5+2=3kN
A点の反力は2kN
B点の反力は3kNとなる

23a9図に示す片持ち梁のA点にモーメント荷重Mが,CB間に等分布荷重wがそれぞれ作用したとき,支点Bに生じる垂直反力VBとモーメント反力MB の値の組合せとして,正しいものはどれか。


VBMB
1上向き2kN 右回り6kN・m
2下向き2kN 左回り2kN・m
3上向き4kN 右回り6kN・m○
4下向き4kN 左回り2kN・m
③等分布荷重w=2kN/mに対するB点の反力は
VB=wl=2×2=4kN(上向き)
B点のモーメントは
MB=-wl2/2=(-2×2×2)/2=-4kN・m(右回り)
A点は回転力のみなのでVBへの反力は発生しない。
MA=-MBにより、2kN・m=-2kN・m
-4kN・m+(-2kN・m)=-6kN・m(右回り)

22a9図に示す単純梁AB のC 点及びD点に集中荷重P1及びP2 が作用したときの曲げモーメント図が下図のようになるとき、支点Aの反力VAと支点Bの反力VBの値の組合せとして、正しいものはどれか。ただし、曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。


1VA=3kN(上向き)、VB=4kN(上向き)
2VA=4kN(下向き)、VB=3kN(下向き)
3VA=3kN(上向き)、VB=2kN(下向き)
4VA=2kN(上向き)、VB=3kN(上向き)○
④これを解すると、P1=6÷3=2kN P2=9÷3=3kN。単純梁を解すればVA=2kN VB=3kN になる。Pは各々下向きの力なので、反力は上向きになる。