墨出し 遣方(やり方) 29b36 29a36 27a36 24a36 23a36 22a36

やり方及び墨出しに関する記述として最も不適当なものはどれか。
やり方は建物の高低位置方向心の基準を明確にするために設ける。
水杭は,根切りや基礎工事に支障がない位置に打ち込む。
水杭の頭部は、物が接触した場合等に、その変状で移動をすぐに発見できるようにいすか切りとする。
水貫は,上端を水杭にしるした高さの基準に合わせて水平に取り付ける。
4やり方の水杭や水貫は、動かないように筋かいで固定した。
規模の大きな建築物なので、やり方をつくらずその都度基準点から測量機器で基準墨を出した〇基準墨=垂直、水平方向に建物の基準としてうたれる墨
平遣方(やり方)は,建築物の隅部に設けるやり方である×平遣方は隅部位外に設ける2本杭と水貫を用いたものである。L型に設ける3本杭と水貫を用いたものが隅やり方である。

地墨は平面の位置を示すために床面に付ける墨である。
陸墨は垂直を示すためん㎡に壁面に付ける墨である×陸墨(ろくずみ)は壁面などに付けた水平の墨。水墨ともいう
親墨 ------ 基準となる墨
逃げ墨 ------ 通り心から一定の距離をおいて平行に付けた墨

墨出しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。28a36 26a36 25a36

鉄筋コンクリート造では、躯体工事用の各階ごとの基準高さは、1階の基準高さから確認する
高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行った〇台直しというのは、基礎に打ち込まれたアンカーボルトの位置がずれていた場合に、その位置を直すもの。基礎の型枠が外された段階で墨出しを行い、規定の位置からずれているアンカーに対して台直しをする
高さの基準点は、複数設置すると相互に誤差を生じるので、設置は1箇所とする×高さの基準を複数設けることは問題ない。基準が何らかの理由で動いた場合も対処できる。
2階より上階における高さの基準墨は、墨の引通しにより、順次下階の墨を上げた×順次下階の墨を上げると徐々に誤差が大きくなる恐れがあるので、1階の墨を上げる。

位置の基準点は、建築物の縦、横2方向の通り心を延長し、工事の影響を受けない位置に設けた。
通り心の墨打ちができないため、通り心より1m返りの逃げ墨を基準墨とした〇通り芯とは柱や壁の中心線を通る線のことで、設計上や施工上の基準となり、目安になる
検査用鋼製巻尺はその工事現場専用の基準の巻尺を使用する。
鋼製巻尺は温度により伸縮するので測定時の気温に合わせて温度補正を行った。
1建物の位置を確認するための縄張りは配置図に従ってロープを張り巡らせた。
建物の位置を確認するための縄張りでは、配置図に従ってロープを張るか、石灰で線を引くなどする。
1ベンチマークは、正確に設置し、移動しないように、その周囲を囲った。

仮設工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。29a36 22a36
3床スラブコンクリート打設時のコンクリート上端のレベルチェックはレーザーレベルとばか棒を用いて行った。
4建物四隅の基準墨の交点を上階に移す際点を下げ振りで移し他の点はセオドライト(トランシット)で求めた×セオドライトは水平面、垂直面における角度を測定するための精密計器

#遣方(やり方)
建物を建てる前に,柱・壁などの位置,高さの基準となる水平線などを標示するため敷地に設ける仮設物。

水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とは
工事を着手する前に、 建物の正確な位置を出す作業のことで、 別名、丁張り(ちょうはり)とも言います。
まず、設定GL(基準となる地面の高さ)を決め、約1.8m間隔に水杭(ミズグイ)を立て、水平ライン(基礎の上端の高さ)を記し水貫(ミズヌキ)でつないでいきます。

水杭と水貫が動かないように、筋交い貫(すじかいぬき)を斜めに打ち付けて固定します。
この板で作った囲いを「遣り方」と呼びます。
更に水貫と水貫の間に水糸を張って、基礎(建物)の中心線を印します。

#セオドライト(トランシット)
トランシット (transit) とは角度を計測する測量機器の一つ。セオドライト (theodolite)、経緯儀(けいいぎ)とも。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%88

#高さの基準墨を柱主筋に移す作業は、台直し等を終え、柱主筋が安定した後に行った
台直しというのは、基礎に打ち込まれたアンカーボルトの位置がずれていた場合に、その位置を直す。基礎の型枠が外された段階で墨出しを行い、規定の位置からずれているアンカーに対して台直しをする。
#主筋(しゅきん)
鉄筋コンクリート造の建築物において、主に曲げ応力に抗する鉄筋を主筋とよぶ。
柱の主筋は上下に貫通する太い鉄筋であり、梁においては上部と下部に水平に流れる太い鉄筋である。主筋がバラバラにならないように、また剪断力に抗するために、柱には帯筋を、梁には肋筋を巻き付ける。
主筋の太さや本数は、構造計算による。
スラブなどで主筋に直行する鉄筋を、主筋にたいして配力筋という。スラブや壁のような平面状の場合には、力のかかる方向によって、主筋と配力筋の関係は入れ替わる。

"鉄筋の加工及び組立て 29b41 26a41 28a41 25a41 24a41 23a41 22a41

鉄筋の切断は,シヤーカッターで行った。
鉄筋の加工は、鉄筋加工図に示される外側寸法に従って加工する。
鉄筋の折曲げ加工は常温で行う。
D41など径の大きな鉄筋の曲げ加工は、熱間加工とした×冷間加工。専用の曲げ機を用いる。
鉄筋の折曲げ内法直径の最小値は、コンクリートの圧縮強度が大きいほど大きくなる×鉄筋の強度により異なる
大梁の幅止め筋は組立て用鉄筋であるがかぶり厚さを確保できるよう加工する〇

鉄筋間隔とは、隣り合う鉄筋の中心間距離をいう。
鉄筋相互のあきの最小寸法は鉄筋の強度によって決まる×鉄筋の強度は無関係。鉄筋相互のあき寸法は、粗骨材の最大寸法の1.25倍かつ25mm以上。
スラブ筋の結束は、鉄筋相互の交点の半数以上とする。
太径鉄筋の結束には,結束線を2本束ねて用いた。
壁筋は、鉄筋相互の交点の半数以上を結束した。

組立てに先立ち、鉄筋表面に生じた浮き錆は除去する。
鉄筋の種類と径が同じ帯筋とあばら筋は折曲げ内法直径の最小値は同じである〇あばら筋は、梁に配筋するせん断補強筋
鉄筋の種類と径が同じ帯筋とあばら筋を、90°に折り曲げる際の内法直径は同じとした。
スラブと一体となるT形梁のあばら筋に、90°フックのキャップタイを使用した〇U字形あらば筋の頂部につける。両端90°フック(余長8d以上)付のタイ

柱のスパイラル筋の末端には、フックを設ける。
1柱のスパイラル筋の柱頭及び柱脚端部の定着は、1.5巻き以上の添え巻きとし、末端部にはフックを設ける。
柱の帯筋の末端をフックとする場合は、135 °に折り曲げる。
基礎梁を除く梁の出隅部分に位置する主筋の末端部には、異形鉄筋であってもフックを設ける。
最上階の柱頭の四隅にある主筋端部は、異形鉄筋を使用すればフックを必要としない×最上階の柱頭の四隅にある主筋端部は、一般に出隅部分なのでフック付きとしなければならない

http://kentiku-kouzou.jp/struc-hukkuorimage.html
鉄筋の端部に設けるフックの余長は,フックの折曲げ角度によって決めた。
鉄筋の端部に設けるフックの余長は、折曲げ角度にかかわらず6d(dは異形鉄筋の呼び名の数値)とする×フックの余長は、折曲げ角度により異なる
鉄筋末端部フックの余長の最小寸法は、折曲げ角度が大きいほど短くなる。
鉄筋末端部のフックの余長の最小寸法は、折曲げ角度が大きいほど長くなる×90度で20d、135度で6d、180度で4d以上

床開口部補強のための斜め補強筋は、上端筋及び下端筋の内側に配筋する。

フックの折り曲げ角度の代表例として、90°、135°、180°がありますが、フックの折り曲げ角度が深くなるほど、コンクリートへの食いつきが強くなるので、余長(要はフックの長さ)は短くて済むようになります。

フック角度90°;余長=8d
フック角度135°;余長=6d
フック角度180°;余長=4d

"鉄筋の継手 29b42 28a42 26a42 24a42 22a42

異形鉄筋の継手及び定着に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1鉄筋の継手の位置は、原則として引張応力の小さいところに設ける。
鉄筋継手には圧接継手、重ね継手の他、機械式継手、溶接継手などがある。
直線重ね継手の長さは同じ径であっても鉄筋の種類によって異なる場合がある。
フック付き重ね継手の長さはフックの折曲げ角度によって異なる×フックの折曲げ角度が異なっても同じ
フック付き重ね継手の長さには、フック部分の長さを含める×重ね継手の長さは鉄筋同士の重なる長さをいう。フック部分は含めない
35以上の異形鉄筋には、原則として、重ね継手を用いない。

径の異なる鉄筋の重ね継手の長さは、細い方の鉄筋の径によって算出する。
定着長さの算出に用いる鉄筋径は、異形鉄筋の場合は呼び名に用いた数値とする。
重ね継手長さの算出に用いる鉄筋径は、異形鉄筋の場合、鉄筋の公称直径を用いる×呼び名数値とする。

柱主筋の重ね継手が隣り合う場合は、継手位置をずらして設ける。
梁主筋を重ね継手とする場合、隣り合う継手の中心位置は、重ね継手長さの約0.5倍ずらすか又は1.5倍以上ずらす

小梁の主筋の定着長さは上端筋の方を下端筋より長くする。
帯筋に用いるD13の鉄筋を現場で溶接継手とする場合はフレア溶接とする。
一般階の大梁の下端筋を柱内に折り曲げて定着する場合は、原則として曲げ上げる。
大梁の上端筋の継手位置は、スパンの中央部とする。

#継ぎ手
工場で製造された鉄筋は、輸送や現場での作業性などを考慮して、一定の長さ(定尺)に切断され、現場に搬入されるか、折り曲げが必要な場合は、加工場で加工された後に現場で搬入されます。
建設現場での鉄筋の組み立ては通常1層ごとに行うので、上下階の柱の鉄筋同士を接合する必要があります。また、梁も構造上必要な鉄筋の長さが定尺より長い場合が多いので、やはり鉄筋同士を接合する必要があります。この、鉄筋同士の接合を「鉄筋継手」と言う

#重ね接手 https://aibakouzib.exblog.jp/20396607/
鉄筋を組んでいくと、鉄筋を足さなければいけない時がある。その時に使うのが「重ね継手」一般には、40d以上
dとは、鉄筋の太さのことで、鉄筋の太さが13ミリ(D13)のときは、520㎜以上重ねなさい。
10ミリ(D10)のときは400㎜以上重ねなさいという意味。写真は13ミリの鉄筋で600㎜以上重ねているので、OK
次は、「定着長さ」。これは、鉄筋がどれだけ入っているかということ。一般には35d

写真は、壁の鉄筋がスラブにどれだけ入っているか撮影したものですが、10ミリの鉄筋が、スケールが当たっているところで300㎜+スラブ厚さ100㎜以上ですのでOKとなります。
最後に、重ね継手・定着長さともに、コンクリートの強度・先端フックの有無などで、変わってきますので、設計図書に沿って行うことが大切です。

#鉄筋のサイズと、公称直径と呼び径、最外径、リブの関係
前述したように、鉄筋のサイズには様々な種類があります。今回は鉄筋のサイズとして3つ説明します。前述したD10などの呼び径も、1つのサイズです。呼び径は、あくまでも呼称として言いやすく、きれいな数字に丸められています。

まさか「D9.53」と言うわけにはいきませんからね。鉄筋のもう1つのサイズに、公称直径があります。これは、異形鉄筋のリブを無視した部分の直径です。下図をみてください。このように異形鉄筋は、リブがついています。公称直径とは、このリブ部分を無視した値。

例えばD10の場合、鉄筋のサイズは実際には10mmではなく、9.53mmとなります。実際に構造計算を行う時、D10の断面積は71m㎡として考慮します。

最後に説明する鉄筋のサイズが、異形鉄筋のリブを含めた鉄筋の最外径です。D10の公称直径は9.53です。リブの高さは片側0.8mmが最大です。つまり、D10の最外径は

9.53+0.8+0.8=11.13⇒11mm
と言われています。以上、鉄筋のサイズを3つ説明しました。整理すると、下記となります。

1 呼び径
2 公称直径
3 最外径(公称直径+両側のリブ高さ)
以上が鉄筋のサイズです。種類が沢山あって覚えにくそうですが、実際には呼び径だけを覚えれば大丈夫です。必要に応じて、鋼材表を読めば十分でしょう。

"鉄筋のガス圧接 29a42 27a42

鉄筋のガス圧接に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1隣接する鉄筋の圧接位置を400mmずらした。
2鉄筋の圧接端面から100mm程度の範囲にセメントペーストが付着していたため圧接端面を加工する前に除去した。
3同じ種類の鉄筋であったが呼び名の差が7mmを超えていたため圧接継手としなかった。
4鉄筋に圧接器を取り付けて突き合わせたときの圧接端面間のすき間は4mmとした×2mm以下

27a42
1日本工業規格(JIS)に基づく手動ガス圧接技量資格種別の1種を有していれば、2種の圧接作業可能範囲のすべてについて圧接作業を行うことができる×ガス圧接の技量では1種<2種<3種<4種で、4種が最も技量が必要である。よって2種の作業範囲(32mm以下の圧接)のほうが1種の作業範囲(25mm以下圧接)より上位資格である。
2圧接を行う鉄筋は、圧接部1箇所あたり、鉄筋径程度の縮みしろを見込んで切断・加工する。
3鉄筋の圧接端面は、軸線に対して直角になるように切断・加工する。
4圧接終了後の圧接器の取外しは、鉄筋加熱部分の火色消失後に行う。

"鉄筋のかぶり厚さ 29a41 27a41 25a42 23a42

鉄筋のかぶり厚さに関する記述として最も不適当なものはどれか。ただし計画供用期間を指定する場合の級は標準とする
鉄筋に対するかぶり厚さとは、鉄筋表面とこれを覆うコンクリートの表面までの最短距離をいう
柱のかぶり厚さは、帯筋の外側からコンクリートの表面までの距離とする。
杭基礎におけるベース筋のかぶり厚さは、杭頭からの距離とする。
ひび割れ補強筋についても,所定のかぶり厚さを確保する。

1鉄筋の加工及び組立に用いるかぶり厚さは最小かぶり厚さの値に1mmを加えた値とする。
4土に接するスラブにおける最小かぶり厚さには捨コンクリートの厚さを含めない。
1土に接する部分では,柱と耐圧スラブの最小かぶり厚さの規定値は,同じである×土に接する部分で、壁・柱・床・梁・布基礎の立ち上がり部分は4cm以上。基礎、耐圧スラブ、擁壁は6cm以上
3直接土に接する梁と布基礎の立上り部のかぶり厚さは、同じである〇4cm
3直接土に接しない屋外の仕上げのある柱の最小かぶり厚さは、3mmとする。
仕上げがある場合とない場合の屋内の耐力壁の最小かぶり厚さの規定値は,同じである。

1設計かぶり厚さは、最小かぶり厚さに施工誤差等を見込んで割増しをしたものである。

2屋内の耐力壁の最小かぶり厚さは、仕上げがある場合とない場合とでは異なる×仕上げの有無ではかぶり厚さに差異はない。土に接する場合や中性化の進みやすい環境等などでは配慮が必要である。
4屋内では耐力壁と非耐力壁のかぶり厚さは、同じである×屋内の非耐力壁のかぶり厚さは、建築基準法では2cm、耐力壁のかぶり厚さは、建築基準法では3cmである。
3屋外において耐久性上有効な仕上げを施す場合耐力壁と非耐力壁の最小かぶり厚さの値は同じである×
2屋外において耐久性上有効な仕上げを施す場合柱の最小かぶり厚さは仕上げを施さない場合の値から1mmを減じる値としてもよい。

D29以上の梁主筋のかぶり厚さは、主筋の呼び名に用いた数値の1.5倍以上とする。

#かぶり厚さ
鉄筋コンクリート造の建築物で、鉄筋を覆うコンクリートの厚さのこと。 コンクリート表面と中に入っている鉄筋の表面までの最短距離を指す。 コンクリートはアルカリ性で、鉄筋が錆びるのを防ぐが、表面から徐々に中性化し、ひび割れなどから水がしみ込むと鉄筋が錆びる原因となる。

基礎の底面を平らにし、構造体の位置を決めるために敷くコンクリート。捨てコン。

せき板に合板を用いた型枠工事 29a43 28a43 26a43 25a43 24a43 23a43 22a43

せき板に合板を用いた型枠工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1合板せき板は支障がなかったので再使用した。
4合板せき板のたわみ量は、両端固定梁として算定した×単純梁として計算
2打放し仕上げに用いる合板せき板は、合板の日本農林規格のコンクリート型枠用合板の表面加工品を用いた。
2内柱の型枠の加工長さは階高からスラブ厚さとスラブ用合板せき板の厚さを減じた寸法とした×内柱型枠の加工長さは、階高からスラブ厚さとスラブ用のせき板の厚さ等を減じた寸法より下階のスラブ表面の不陸調整のため、20~30㎜短くする。
3壁の窓開口部下部の型枠にコンクリート充填状況確認用の開口を設けた。
4床型枠は支柱大引及び根太を配置した後にスラブ用合板せき板を敷き込んだ。
3床型枠は、サポート、大引及び根太を配置した後に合板を敷き込んだ。
上下階の支柱は、原則として、平面上の同一位置に立てた。
地盤上に直接支柱を立てる場合には、支柱の下に剛性のある敷板を敷いて沈下を防ぐ。

セパレーターとは、向かい合う型枠(コンパネ)の感覚を一定に保つために、壁や柱・梁の側面に使用する金物を意味します。

1コンクリート面に直接塗装仕上げを行うので、コーン付きセパレーターを使用した。
2セパレーターは、せき板に対して垂直となるよう配置した
2柱の型枠に用いるコラムクランプは、セパレーターと組み合わせて使用する×セパレーターを使用しない
1打放し仕上げとなる外壁コンクリートの型枠に使用するセパレーターは、コーンを取り付けないものを用いた×打放し仕上げの場合コーン付きのセパレーターとすることが一般的である。コーンが無いとセパレーター金属部分が仕上げ面に残り、後処理も難しく、又は鉄部分露出なのでサビが浮く
4型枠脱型後にコンクリート表面に残るセパレーターのねじ部分は、ハンマーでたたいて折り取った。

1独立基礎のフーチング上端の勾配が急なので、上端にせき板を設けた。
2壁付き隅柱の出隅部は、角締めパイプを立て、チェーンとターンバックルを用いて締め付けた。
4柱型枠には,清掃ができるように掃除口を設けた。
4柱型枠の建入れ調整は、梁、壁及び床の型枠を組み立てた後に行った×通常は柱型枠の建入れは最も早く建入れるので、梁、壁及び床の型枠を組み立てる前に調整する。
1柱型枠の足元は、型枠の垂直精度の保持などのため、桟木で根巻きした。
2外壁の型枠は、外部足場から控えを設けて補強した×型枠は、足場などの仮説物に連結しない。スラブなどの場合以外、外壁用型枠を連結するのは危険。

塔屋の外壁に設ける屋上防水用のあご部分は,外壁と同時打ちのできる型枠とした。
階高が高いので,支保工は枠組によって構台を組み,その上にパイプサポートを設置した。
梁の側型枠の寸法を梁下端までとしたので,底型枠を梁幅の寸法で裁断した×梁の底型枠は側型枠を受けるようにするので、通常梁幅より150mm程度大きくなる
3配管やボックス類などは、コンクリートの打込み時に移動しないように堅固に取り付けた。

3横に長い開口部の下の型枠には、コンクリートのまわりを確認するための穴を設ける。
3塗り仕上げとなる壁コンクリートの型枠に使用するフォームタイと座金は、くさび式を用いた。

せき板とは型枠の一部であり、直にコンクリートに接する板を指す

#「せき板」が生コンを受けて形を作る容器の部分で,
「支保工」は「せき板」が動かないように支えているものです。一般的な言い方では,「型枠と支保工」と言うことがあって,それは「型枠」は板の部分を指して「支保工」とは別のものとの考え方ですが,

型枠を内側から支える「セパレータ」でして,打放し合板型枠の場合は,型枠を取り外したときに金属の部分が表面に出ないようにしてあります。セパレータは型枠(せき板)と型枠(せき板)の間にあって2枚の型枠(せき板)の距離を確実にするためのものですから,打設されるコンクリートの中に埋め込まれます。

コンクリートが固まってから型枠(せき板)を外せば,セパレータの端部がコンクリート表面に見えるのですが,打放し合板型枠のセパレータは端部が円錐状のプラスチックになっていてせき板とそのプラスチックを外すとセパレータの金属が表面に出ないようになっています。

"パイプサポート 型枠支保工 29b43 27a43

支柱にパイプサポートを使用した型枠支保工に関する記述として最も不適当なものはどれか。
支柱を継ぐときの本数は2本までとした。
支柱の継手は差込み継手とした。
上下階の支柱はできるだけ平面上の同一位置になるように設置した。
軽量型支保梁を受ける梁型枠の支柱は梁型枠下の中央に1列で設置した×
階高が高い部分の支柱は、3本継ぎとならないように枠組足場で構台を組み、その上に設置した。
高さが3.5mを超える支柱に設ける水平つなぎは、高さ2.5m以内ごとに2方向に設けた×支柱に設ける水平つなぎは、高さ2m以内ごとに設ける。
階段の斜めスラブ部分の支柱は、脚部にキャンバーを用い、斜めスラブに対して直角に建て込んだ。

#型枠支保工(かたわくしほこう)とは 「型枠」=「せき板」+「支保工」
建設現場においてコンクリートを打設する際に使用する型枠を支持する為のものであり、根太・大引・支柱等よりなる。労働安全衛生法では「支柱、梁、つなぎ、筋かい等の部材により構成され、建設物におけるスラブ、けた等のコンクリートの打設に用いる型わくを支持するための仮設の設備をいう」と定義されている。

鉄筋コンクリートの建物(RC造)は、まだ柔らかいコンクリートを建物の形の「枠」に流し込んで、その形に固まらせて作ります。このコンクリートの形を決める枠が「型枠」であり、その「型枠」を作り込む仕事が型枠工事業です。コンクリートは固まったら元に戻りません。型枠は,構造材料であるコンクリートを固める時に使う仮設材で,できあがったら外してしまうものです。
"コンクリートの調合 29b44 28a44 27a44 25a44 24a44 22a44
コンクリートの調合に関する記述として最も不適当なものはどれか。
耐久性を確保するためには、水セメント比は小さくするのがよい。
単位水量の大きいコンクリートは、耐久性上好ましくない。
単位水量は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内でできるだけ小さくする。
普通ポルトランドセメントと高炉セメントB種の水セメント比の最大値は同じである×

細骨材率が小さすぎると、所定のスランプを得るための単位水量を多く必要とする×単位水量が減る
細骨材率が大きすぎると流動性の悪いコンクリートとなる〇所要のスランプを得るために必要な単位水量が大きくなる
乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、細骨材率は大きくするのがよい×乾燥収縮によるひび割れを少なくするためには、水の量を少なくする。水を少なくするには粗骨材の量を増やし、砂などの細骨材を減らす
細骨材の粗粒率が大きい場合には、細骨材率を小さくする×細骨材率が大きいとは、砂等の細骨材が多いこと。よって骨材の表面積が増え、結果、スランプが大きくなる。細骨材率を小さくすると、水セメント比も増え、スランプも大きくなり、結果的にコンクリート強度が低くなるので適当でない
スランプの大きいコンクリートでは、細骨材率が小さすぎると分離しやすくなる。
スランプは荷卸し地点における値を指定する。

空気量が多くなると圧縮強度の低下や乾燥収縮率の増加をもたらす。
コンクリート中の連行空気は、凍結融解作用に対する抵抗性を向上させる。
調合管理強度は、品質基準強度に構造体強度補正値を加えた値とする。
単位セメント量は、水和熱及び乾燥収縮によるひび割れを防止する観点からは、できるだけ少なくするのがよい〇単位セメント量:1㎥に含まれるセメントの量
単位セメント量が過小であるとコンクリートのワーカビリティーが悪くなる。
単位セメント量の最小値は、コンクリートの種類にかかわらずすべて同じである×単位セメント量の最小値は、普通コンクリートでもスランプ値によって異なる。軽量コンクリートと普通コンクリート18cm以下でも異なる。
AE剤を使うと、ワーカビリティーが改善される。

川砂利と砕石は、それぞれが所定の品質を満足していれば、混合して使用してもよい。。

#骨材(こつざい、aggregate)とは、コンクリートやアスファルト混合物を作る際に用いられる材料である砂利や砂などのことを言う。
骨材は、粒径によって粗骨材(そこつざい、coarse aggregate)と細骨材(さいこつざい、fine aggregate)に分類される。粒径の大きいものは粗骨材、小さいものは細骨材と呼ばれる。
細骨材率は全骨材絶対容積と、細骨材の占める絶対容積との割合。細骨材は「砂」をイメージする。逆に粗骨材は「石」。細骨材率とは、砂と石を合わせた全骨材に対して、砂がどの割合入っているか示す値。
粗骨材=5mm以上のものが重量で85%以上含まれる骨材
細骨材=10mmふるいをすべて通過し、5mm以下のものが重量で85%以上含まれる骨材

配合設計などでは、粗骨材はgravel(砂利)からGまたはg、細骨材はsand(砂)からSまたはsと表記される。
ワーカービリティー=材料分離を生じることなく、運搬、打込み、締固め、仕上げなどの作業が容易にできる程度を表すフレッシュコンクリートの性質。
細骨材率を小さくするとワーカビリティーを損ない,大きくすると改善されます。また,単位水量は細骨材率の大小に比例します。
細骨材率を大きくするとワーカビリティーは改善されますが,所要のスランプを得るために必要な単位水量が大きくなります。
単位水量が増えれば水セメント比がおおきくなるため、コンクリートの強度は小さくなり,耐久性や水密性も低下する。
したがって、細骨材率は所要のワーカビリティーが得られる範囲で単位水量を少なくするように試験によって定めます。

"JIS レディースミクストコンクリート用骨材 29a44 26a44

日本工業規格(JIS)のレディーミクストコンクリート用骨材として規定されていないものはどれか。
1溶融スラグ骨材×下水汚泥を直接焼却し副産した溶融固化物が溶融スラグ
2砕石
3再生骨材 H
4高炉スラグ骨材
2人工軽量骨材

23a44日本工業規格(JIS)に定められているレディーミクストコンクリートの呼び方に用いる項目において,イ~ニの説明として,最も不適当なものはどれか
普通 21 18 20 N
①普通=コンクリートの種類が普通コンクリートであることを表している。
21
②18=呼び強度が18であることを表している×スランプの値が18cmであることを示している。
③20=粗骨材の最大寸法が2mm であることを表している。
④N=セメントの種類が普通ポルトランドセメントであることを表している。

"コンクリートの打込み 29b45 29a45 28a45 27a45 26a45 25a45 24a25 23a45

コンクリートの打込み等に関する記述として最も不適当なものはどれか。
2流動化コンクリートの流動化剤の添加及び撹拌は、工事現場にて行った。

1コンクリートの自由落下高さは、コンクリートが分離しない範囲とする。
2コンクリートは,打込み位置の近くに落とし込み,横流しをしないようにする。

1コンクリートの打込み速度は、十分な締固め作業ができる範囲で設定する。
1回に打ち込むように計画された区画内では、連続して打ち込む。
スラブの付いたせいの高い梁への打込みは、スラブ下で一度打ち止め、コンクリートの沈降を見計らってから、残りの部分をスラブと同時に打ち込んだ
スラブの付いたせいの高い梁の打込みは梁とスラブを連続して行った×

2柱へのコンクリートの打込みは縦形シュートを挿入して行った。
3壁への打込みは、打込み位置を移動しながら、打込み高さが均等になるように打ち込んだ。
2柱、梁、壁の打込みは、梁下で一度止めて、コンクリートが沈降してから打ち込む。

4コンクリートの打継ぎ面はぜい弱なコンクリートを取り除き健全なコンクリートを露出させた。
3コンクリートの鉛直打継ぎ部は梁やスラブの場合スパンの中央付近に設けた。
1大梁のコンクリートの鉛直打継ぎ位置は、柱際に設けた×梁はスパンの中央付近で打ち継ぐ。コンクリート打ち継位置は最も剪断力の小さい部分にて行うことが原則である。
3片持床スラブは、打継ぎを設けずに、取り付く構造体と一緒に打ち込む。

3コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度は,外気温が25℃以上で90分とする。
1外気温が25℃を超えるので、コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間の限度は、120分とした×外気温が25℃を超える暑中のコンクリート打設は、コンクリートの練混ぜ開始から打込み終了は1.5時間(90分)以内
3外気温が2℃だったのでコンクリートの練混ぜ開始から打込み終了までの時間の限度を150分とした×外気温が25℃未満のときは120分

3スランプ1cmのコンクリートをポンプ工法で打ち込むので、打込み速度を25m3/hとした。

1スラブのコンクリートの沈みひび割れ防止のためタンパーを用いてコンクリートの表面をたたき締めた。
4床スラブに打ち込んだコンクリートは、凝結が終了した後にタンピングを行う×タンピングとは振動等を与えて締め固めることで、コンクリート凝結前に実施しなければ無意味。余計な空気を排出してジャンカなどを防ぐことが出来る。

輸送管の大きさは、粗骨材の最大寸法を考慮して決める。
コンクリートの圧送に先立って用いる先送りモルタルは、貧調合のものとする×先送りモルタルは配管内の潤滑用に用いる。モルタルだけでは強度が発現しないので原則的に廃棄するが、管内に残った部分が打ち込まれることになるので富調合とする。富調合(ふちょうごう)。セメントを多くしたモルタルの調合のこと。富調合にすると、強度はでるがビリが多くでやすい。下地塗りでは富調合にし、仕上げ塗りに近くなるに従って貧調合とするのを定法とする。

コンクリート内部振動機(棒形振動機)によるコンクリートの締固めに関する記述として、最も不適当 24a45
2コンクリート内部振動機(棒形振動機)による締固めは加振時間を1箇所当たり1秒程度とした。
2コンクリート内部振動機(棒形振動機)による加振は、コンクリート上面にペーストが浮くまでとした。
4コンクリート内部振動機(棒形振動機)は、打込み各層ごとに用い、挿入間隔を60cm以下とした。

1振動機による加振時間は、十分締固めができるように1箇所当たり60秒以上とする×加振時間が長すぎると骨材分離が発生する。一箇所あたり5秒~15秒程度とする。
2振動機の先端が、先に打込んだコンクリートの層に届くように挿入する。
4振動機の先端が、鉄筋や型枠などに接触しないようにコンクリートの締固めを行う。
3振動機の引抜きは、コンクリートに穴を残さないようにゆっくり行う。

"コンクリートの養生 29b46 28a46 27a46 26a46 24a46 23a46 22a45

コンクリートの養生に関する記述として最も不適当なものはどれか。
初期の湿潤養生の期間が短いほど中性化が早く進行する。
コンクリートの打込み後、少なくとも1日間はその上で歩行又は作業をしない。
コンクリート打込み後は、直射日光などによる乾燥を防ぐための養生を行う。
コンクリート打込み後の養生温度が高いほど、長期材齢における強度増進が大きくなる×外気温度が高すぎると内部との温度差によりひび割れが発生するので、初期強度は出るが、長期材齢では悪影響になりやすい。
コンクリートの硬化初期に振動が加わると、強度の発現が損なわれる。
打込み後のコンクリートが透水性の小さいせき板で保護されている場合は、湿潤養生と考えてよい。

高炉セメントB種を用いたコンクリートの材齢による湿潤養生期間は普通ポルトランドセメントの場合より長くする
高炉セメントB種を用いたコンクリートの材齢による湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントの場合と同じ×
初期の湿潤養生期間は、普通ポルトランドセメントを用いる場合より早強ポルトランドセメントを用いる方が短くてよい
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートは、打込み後5日間はコンクリート温度を2以上に保つ。
寒中コンクリートの初期養生は、コンクリートの圧縮強度が一定値に達するまで行う。
寒中コンクリート工事において、加熱養生を行う場合は、コンクリートに散水してはならない×加熱養生を行う場合、表面が乾燥することを防ぐ意味で散水する方が良い。
マスコンクリートの場合、部材内部の温度が最高温度に達した後、直ちにコンクリートの表面を冷水で冷やす×マスコンクリート(大塊状に施工される質量や体積の大きいコンクリート)の養生では、コンクリート部材内外の温度差が大きくならないようにし、温度下降速度が大きくならないようにする。
フライアッシュセメントB種を用いる場合、湿潤養生を十分に行い、早期における乾燥を防ぐようにする。

"型枠の存置 せき板 29a46 25a46

型枠の存置に関する記述として最も不適当なものはどれか。
せき板の存置期間とは、型枠にコンクリートを打設した時から解体するまでの時間を指す。
コンクリートの材齢によるせき板の最小存置期間は存置期間中の平均気温が高い方が短い。

コンクリートの材齢によるせき板の最小存置期間は,基礎と柱は,同じである〇三日
柱、梁側及び壁のせき板の最小存置期間は、同じである〇三日
柱のせき板の材齢による最小存置期間は、スラブ下のせき板より短い〇スラブ下は六日
コンクリートの材齢によるせき板の最小存置期間は,スラブ下と梁下とでは,スラブ下の方が長い×スラブ下と梁下は六日

早強ポルトランドセメントを用いる場合の材齢によるせき板の最小存置期間は、普通ポルトランドセメントを用いる場合より短くてよい。
コンクリートの材齢によるせき板の最小存置期間は高炉セメントB種と普通ポルトランドセメントでは同じ×
高炉セメントB種を用いる場合の材齢によるせき板の最小存置期間は、普通ポルトランドセメントを用いる場合より短くてよい×高炉セメントB種は、普通ポルトランドセメントより硬化、強度の発現に時間がかかり、型枠存置時間も長くなる

床スラブ下梁下のせき板の取外しは原則として支保工を取り外した後に行う。
柱のせき板は、コンクリートの圧縮強度が5N/mm2以上になれば取り外すことができる。
湿潤養生期間の終了前であっても、コンクリートの圧縮強度が所定の値を満足すればせき板を取り外すことができる。

"場所打ちコンクリート杭 29a40 26a40 24a40

場所打ちコンクリート杭のアースドリル工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1掘削深さの確認は、検測器具を用いて孔底の2箇所以上で検測した。
2掘削完了後に行うスライムの一次処理は、底ざらいバケットで行った。
3鉄筋かごへのスペーサーの取付けは、表層ケーシングの範囲のみとした×鉄筋かごへのスペーサーは、深さ3~5m間隔程度に取り付ける。
4トレミー管の先端は、打込み中のコンクリートに常に2以上入っているように保持した。

1孔底にスライムを十分沈降させた後、直ちに鉄筋かごを設置してコンクリートの打込みを行う×スライムを杭底に残したままコンクリート打設すると、スライムがコンクリートに混じり、杭支持力に悪影響を及ぼす。よってコンクリート打設前には、必ずこれを除去する必要がある。
2孔中に水がある場合のコンクリートの余盛りは、水がない場合に比べて大きくする。
3コンクリート打設後、杭孔の上部に空掘り部分が残る場合は、良質土で埋戻しを行う。
4コンクリート打設を終了した杭に近接する杭の掘削は、打設直後を避けて施工する。

29a40 既製コンクリート杭工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
中掘り根固め工法は杭の中空部に挿入したアースオーガーで掘削しながら杭を設置した後根固め液を注入する工法である
2セメントミルク工法はあらかじめ掘削した孔に杭を挿入後根固め液を注入する工法である×
3プレボーリング工法で掘削中の孔壁の崩壊を防ぐための安定液として一般的にベントナイト泥水が用いられる。
4基礎コンクリートの打設時にコンクリートが杭の中空部に落下しないように杭頭をふさいでおく。

セメントミルク工法とは、プレボーリング工法の代表的な一つ。掘削液を注入しながらスパイラルオーガで地盤を掘削し、支持層に到達後、根固め液を注入。掘削完了後、スパイラルオーガーを引き上げながら、杭周固定液を注入し、プレボーリング孔を形成する。その後、先端閉塞型のコンクリートパイルなどを圧入し、所定深度に定着させる埋め込み抗工法。

"鉄骨工事の高力ボルト摩擦接合 29a47 27a47 25a47 22a47

鉄骨工事の高力ボルト摩擦接合に関する記述として最も不適当なものはどれか。
3一群のボルトの締付けは、群の中央より周辺に向かう順序で行った。
2ボルトの締付けはボルト群ごとに継手の周辺より中央に向かう順序で行った×
2正常な締付けが行われなかったボルトは、新しいボルトに交換して締め直した。
3部材接合部の材厚の差による肌すきが1mm以下であったのでフィラープレートは用いなかった。
4フィラープレートの材質は母材の材質に関わらず400N/mm^2級鋼材とした。
4トルシア形高力ボルトの1セットには、1枚の座金を用いる。
1トルシア形高力ボルトの本締めは、ピンテールが破断するまで締め付けた。
4ボルト孔にボルトを挿入後、直ちに、ボルト軸、ナット、座金及び鋼材面にマーキングした×ボルト全部の仮締めの後、マーキングする。
1ミルスケールの除去はスプライスプレート全面の範囲とした。

呼び径M24以下の溶融鉛めっき高力ボルトの孔径は、同じ呼び径の高力ボルトの孔径と同じ大きさとした。
溶融鉛めっき高力ボルトの孔径は、同じ呼び径の高力ボルトの孔径よりも大きくした×

高力ボルト用の孔あけ加工は、板厚が1mm以下の場合、せん断孔あけとすることができる×鉄板板厚が1mm以下の場合、せん断孔あけとすることができるが、高力ボルト用の孔あけ加工は除かれる。これは、せん断孔あけは抜いた反対側に「バリ」が発生するので、摩擦力が落ちる可能性がある高力ボルト用には使用できない。ドリルあけとする。
高力ボルトの孔径は、高力ボルトの公称軸径に5.0mmを加えた値とした×径27mm以下の高力ボルトの孔径はボルト径より2mmを超えて大きくしてはならない。27mm以上で3mm以下としなければならない。

3高力ボルト接合における摩擦面にはディスクグラインダー掛けによるへこみなどがないようにする。
1高力ボルト接合部のフィラープレートは、両面とも摩擦面処理を行う。
27a47
1摩擦面をブラスト処理とする場合は、サンドブラストとする×摩擦面をブラスト処理する場合、ショットブラストまたはグリッドブラストにて処理すること。ショットブラストは球状材、グリッドブラストは角が尖ったブラスト材で、どちらも研磨力が高い。サンドブラストは硅砂を吹き付ける工法だが、粗めに仕上がるので高い摩擦力を要求される部分のブラストには不適。
高力ボルト摩擦接合の摩擦面のブラスト処理は、サンドブラストで行った×高力ボルト摩擦接合のブラスト処理面へのサンドブラストは表面粗度が低く安定性に欠ける。ショット・グリッドブラスト処理などが適切
2自然発錆による場合、摩擦面の錆の発生状態は、鋼材の表面が一様に赤く見える程度とする。
3ナット回転法による本締めにおいて、回転量が不足しているボルトは、所定のナット回転量まで追締めする。
4ナットと座金に共回りが生じた場合は、新しいボルトセットに取り替える。

#高力ボルト(こうりょくボルト)とは、高張力の鋼で作られた強度の高いボルト

2本の鋼材をつなぐのに、付き合わせたお互いの部材の上下にプレートを設置し、プレートごと部材を高力ボルトで接合する。このとき、大きな軸力を加えてボルトを締めることにより、プレートと部材の間に大きな摩擦力が発生し、その力で部材同士の接合を行う。

"鉄骨の建方 29b48 28a48 27a48 26a48

鉄骨の建方に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1接合部のボルト孔が合わない場合ドリフトピン等を用いてボルト孔を一致させる。
2溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトには普通ボルトを使用して全数締め付ける×高力ボルトを使用する
1仮ボルトの本数は、強風や地震などの想定される外力に対して、接合部の安全性の検討を行って決定した。

3建入れ直しを行ったものは高力ボルト接合の場合速やかに本締めを行う。
4建入れ直し用のワイヤロープを取り付けるプレートは、工場製作段階で溶接しておく。
2複数の節や多スパンからなる鉄骨の建入れ直しは、建方がすべて完了してから行う×鉄骨の建入れ直しは、複雑な形状の場合は途中でも実施したほうが良い。
2架構の倒壊防止用ワイヤロープを、建入れ直し用に兼用した。
4鉄骨建方が長期間にわたる場合気候が変わるため建入れ直しに用いる測定器の温度補正を行う。

2玉掛け用ワイヤロープでキンクしたものは、キンクを直してから使用した×キンクとは折れ癖がついたり、縒りが緩んだりしている状態。キンクが一度つくと、曲がった部分は強度低下が起こるので使用しない

1建方精度の測定は、温度の影響をできるだけ避けるため、早朝の一定時間に実施した。
1建方機械の選定にあたっては、最大荷重、作業半径、作業能率などを考慮する。
3油が付着している仮ボルトは、油を除去して使用した。
4外周に養生シートを張った鉄骨骨組の倒壊防止の検討に用いる風荷重は、風上と風下の2面のうち大きい方の値とした×足場にかかる水平荷の風荷重は足場の地上高さによる風速の補正係数と基準風速を乗じて求める。風下を採用することは無い。

3下げ振りによる建入れの測量は、水糸を防風パイプで養生し、おもりは油にひたして行った。
4寸法の長い梁の揚重の際には、かいしゃくロープを補助として用いることとした。

エレクションピース=架設時の現場溶接部に設ける架設(エレクション)用の材料(ピース)のこと。現場溶接部を仮固定し、弱軸方向の剛性確保や溶接部の形状を保持するために用いる。
建入れ直し=鉄骨建方が終わった後、柱に下げ振りを下げたり、柱の倒れを測り、たすき状にかけゆがみ直しワイヤーにより緊張し、柱を垂直にする。
混用継手=柱と梁の接合において、フランジを溶け込み溶接、ウェブをボルト接合

"鉄骨の加工工作組み耐て 29b47 28a47 26a47 24a47 22a46

鉄骨の工作及び組立てに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

柱梁接合部のエンドタブの取付けは、裏当て金に組立溶接とした。
柱の十字形鉄骨に設ける梁主筋の貫通孔は、耐力低下の大きいフランジを避けて、ウェブに設けた。
鋼板の切断は、NCガス切断機で行った。
鋼板のガス切断は、自動ガス切断機を用いた。
鋼材切断面の凹凸やノッチ等の不良箇所は、グラインダーにより修正した。

組立てに使用する部材にひずみがあったので、組立て前にひずみの矯正を行った。
使用鋼材のひずみ直しは、ローラーやベンダーなどを用いて常温で行った。
ひずみの矯正を常温加圧で行う場合はプレスあるいはローラー等を使用する。

鉄骨製作工場と工事現場で別々に用いる基準巻尺は、製作開始前に照合を行う。
部材を加工組立てする際に固定したり拘束したりするためにジグが用いられる。
熱間曲げ加工は、200~400 ℃の青熱ぜい性域で行ってはならない。
曲げ加工を加熱加工とする場合は赤熱状態で行ってはならない×加熱加工は,赤熱状態(850℃~900℃)で行う
高張力鋼にけがきをする場合、表面にポンチやたがね等の打こんを残さないようにした。

"鉄骨のアンカーボルト 22a48

鉄骨のアンカーボルトに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1構造用アンカーボルトの位置ずれを、加熱による台直しで修正した×専用工具を用い、ガス等での加熱は禁止
2柱脚のアンカーボルトのナットは、コンクリートに埋め込まれる場合を除き二重ナットとした。
3アンカーボルト頭部の出の高さは、ナットの外にねじ山が3山以上出るようにした。
4ナットは、手動レンチを用いてナット回転法により、アンカーボルトの張力が均等になるように締め付けた。

"鉄骨製作工場さび止め塗装 29a48 25a48 23a47
鉄骨製作工場におけるさび止め塗装に関する記述として最も不適当なものはどれか。
工事現場溶接を行う箇所は開先面のみ塗装を行わなかった×
工事現場溶接を行う部材は,開先面以外はすべて塗装を行った×
高力ボルト摩擦接合部の摩擦面は塗装を行わなかった。
ピン支承の回転面で削り仕上げした部分は塗装を行わなかった。
柱ベースプレート下面のコンクリートに接する部分は塗装を行わなかった。
柱ベースプレート下面のコンクリートに接する部分は、塗装を行った×コンクリートに接する部分は付着強度を得るために塗装は行わない。
角形鋼管柱の密閉される閉鎖形断面の内面は、塗装を行わなかった。
ローラー支承の摺動面で削り仕上げした部分は、塗装を行わなかった。
コンクリートに埋め込まれる、鉄骨梁に溶接された鋼製の貫通スリーブの内面は、塗装を行った。
素地調整で鋼材表面に粗さを与え,塗膜の付着性を向上させた。
錆止め塗装を行った翌日に塗り残し部分を見つけたので,その部分は再度素地調整を行い塗装した。
塗膜にふくれや割れが生じたので,その部分の塗膜をはがしてから再塗装した。

錆止め塗装をしない部位は、
1.コンクリートに密着及び埋め込まれる部分
2.現場溶接を行う部分の両側それぞれ100mm程度の範囲及び超音波探傷試験に支障を及ぼす範囲
3.密閉される閉鎖型断面の内側
4.回転端又は擦動面削り仕上げした部分
5.組み立て時、肌合わせになる部分
6.耐火被覆の接着面

"鉄骨溶接 24a48
鉄骨の溶接に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1溶接技能者の資格は、溶接方法、板厚及び溶接姿勢に応じて定められている。
2溶接には、ポジショナー、回転治具などを用い、なるべく下向きの姿勢で行う。
3デッキプレートと鉄骨梁の接合には、焼抜き栓溶接などを用いる。
4隅肉溶接部の検査は、一般に超音波探傷試験により行われる×磁粉探傷(MT)検査、浸透探傷(PT)検査

"鉄骨工事に関する作業と工具等 23a48
鉄骨工事に関する作業と工具等の組合せとして,最も関係の少ないものはどれか。
1スパンの調整 ------ 矢(くさび)
2柱の建方精度の測定 ------ 下げ振り
3玉掛け ------ ドリフトピン×ドリフトピンとは、鉄骨工事の場合、組み立て時のボルト締め孔を調整・仮締め時に用いる鋼製ピンのこと。玉掛けは吊り荷の用語なので関係性は少ない。他に、木質建築工法で金具を接合材にして柱と梁を接合する工法もある。この接合部に打ち込む鋼製ピンも同様にドリフトピンという。
4高力ボルトの締付け ------ トルクレンチ

"在来軸組構法による木工事 29b49 28a49 27a49 26a49 25a49 24a49 23a49 22a49

在来軸組構法における木工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
4構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、有効な防腐措置を行う。
4化粧材となる柱は、紙張り、板あてなどで養生を行う。

1筋かいにより引張力が生じる柱の脚部近くの土台には柱心より150mmの位置にアンカーボルトを設置した。
2筋かいと間柱が交差する部分では、筋かいを欠き取ることのないようにする。
2柱に使用する心持ち材には干ひ割れ防止のため見え隠れ部分へ背割りを入れた。
1土台を据えるには、やり方の心墨を基準にする。
1土台の据付けは、基礎の天端に遣方から移した墨を基準にする。
1土台の継手は、腰掛けかま継ぎとし、上木となる方をアンカーボルトで締め付けた。
2隅通し柱の土台への仕口は、土台へ扇ほぞ差しとし、ホールダウン金物当てボルト締めとした。
4洋式小屋組における真束と棟木の取合いは棟木が真束より小さかったので長ほぞ差し割くさび締めとした×短ほぞ差し
2束立て床組の大引の継手は、床束心で腰掛けあり継ぎとし、釘打ちとした×大引の継手は、鎌継ぎが原則である。あり継ぎは弱いので長手方向では用いない
2大引の継手は,床束心で腰掛けあり継ぎとし,釘打ちとした×腰掛けあり継ぎにて大引きを継ぐ場合、床束心で継ぐと外れる恐れがある。束心から150mm程度持ち出して釘2本又はかすがい併用などにて継ぐ。
1せいが異なる胴差どうしの継手は、柱心上で腰掛けあり継ぎとし、短ざく金物当てボルト締めとした×腰掛けあり継ぎは継手強度では弱い。腰掛追掛け鎌継ぎなどを柱心よりずらした位置で継ぐ。柱心上だと柱のほぞ穴欠損があるので継手位置としては好ましくない。

3根太の継手は、大引の心で突付け継ぎとし、釘打ちとした。
4隣り合う根太は、その継手位置をずらして割り付けた。

4和小屋組の棟木や母屋には、垂木を取り付けるため、垂木当たり欠きを行った。
4垂木の継手は,母屋の上でそぎ継ぎとし,釘打ちとした。

3建入れ直し完了後、接合金物を締め付けるとともに、本筋かい、火打材を固定した。
3建入れ直しは、方づえや筋かいなどを取り付けて、全体を固めてから行う×建入れ直しは建物を固める前に行う。
2火打梁は、柱と梁との鉛直構面の入隅部に斜めに入れる×火打梁は、梁と梁との直行部分に水平に入れるものである。設問は方杖である。
4内装下地や造作部材の取付けは、屋根葺き工事が終わってから行った。
3内装下地や造作部材の取付けは、屋根葺き工事に先立って行う×屋根葺き工事が完了し、雨漏りの心配が無くなってから内装に着手

29a49 在来軸組構法の木工事における継手の図の名称として不適当なものはどれか。
1相欠き継ぎ
2腰掛け鎌(かま)継ぎ×蟻継ぎ
3追掛け大栓せん継ぎ
4台持ち継ぎ

# 木造軸組工法
日本で最も主流の工法であり、住宅の7~8割がこの工法で建てられています。基礎の上に木の土台を据えて、柱と柱を梁で水平につなぎ、対角線を筋交いで補触します。筋交いの量と配置バランスが耐震強度を左右します
木造軸組工法(在来工法)は、柱、梁と呼ばれる材料で、木造軸組工法組み上げていく事が基本となっています。
これを軸組みと呼び、主にこれらの材料で地震や台風などに耐える構造となっています。
上記でもありましたが、現代の木造軸組工法(在来工法)では、
筋交い(右の図のKの材料)やこれらをつなぎとめる金物も重要な構造の要素と
なっています。
以前程ではありませんが、これらの筋交いや金物が抜けていることが多く、いわゆる欠陥住宅として取り上げられることもあります。
木造軸組工法(在来工法)は日本で最も採用されている工法ですので、施工者の良し悪しの差が大きい事も要因です。
また、筋交いの代わりに合板を取り付けることで、構造の要素としている場合もあり、以前よりもまして構造用の材料として選ぶ選択肢が増えて来ています。
また、木造軸組工法(在来工法)は2階建てまでの場合は法律に定められた仕様の範囲であれば、複雑な計算は必要でなく、簡単な計算によって構造を計画する事が可能です。

◆ 木造軸組工法(在来工法)の設計上の特徴

比較的、間取りの制限は受けにくいのですが、立体的に複雑な構造にすると
先程紹介した法律で出来る範疇を越えてしまう可能性が高く、極端に計画や施工が難しくなるので、立体的に複雑なものを望む場合は注意が必要です。
また、木造軸組工法(在来工法)の場合は間取りの変更を伴うリフォームが比較的行い易い構造になるので、将来的にどんなリフォームの可能性があるかを考えて計画をしておくと、より長く住めるように出来ます。

◆ 木造軸組工法(在来工法)の施工上の特徴
先にも述べましたが、近年の木造軸組工法(在来工法)では、柱や梁、筋交いなどを接合する金物が重要になってきています。
この金物は使う箇所によっても異なっていたり、取り付け箇所が多いせいがあるのでしょうか、抜けていたり、間違っている事が今までは多かったのです。
近年では、法整備も進みこれらの施工不備は大分減少しましたが、こういった事が当たり前に確認されているかどうかを確かめる事も必要です。
また、筋交いも重要な構成要素となっていますので、これらに抜けが無いかなどの確認も行われる事が重要です。木造軸組工法(在来工法)は日本で最も採用されている工法ですので、施工者の良し悪しの差が大きい事も要因です。
軸組みを組み上げてから、屋根が掛かって雨が防げるようになるまでの期間が他の工法と比べて、比較的早いほうなので、雨に濡れて、乾かしたりするタイムロスや、余計な心配事が掛からなくて住む事は好材料です。
また、以前までは材料同士を接合するために柱や梁の端の形を接合用の形状に削る事を、
実際に建てる現場で行っていました。
しかし、これはその材料を削る大工の力量によって良し悪しが大きく違ったため、現在ではこの部分を
工場加工(プレカット)としていることが一般的です。
このようにすることで、接合部分の強度のバラツキを防ぎ、人の腕の良し悪しの差を無くす方向になっています。

"平板載荷試験 29b38 25a37 23a37

平板載荷試験に関する記述として最も不適当なものはどれか。
平板載荷試験は、地盤の変形や強さなどの特性を調べるために行う。
平板載荷試験は,地盤のN値を調べる試験である×路盤や路床の支持力を評価するための試験で、求められるのはK値。N値は標準貫入試験など。
平板載荷試験で対象とする地盤の深さは,載荷面より載荷板直径の1.5~2倍程度である。
試験で求められる支持力特性は載荷板直径の5倍程度の深さの地盤が対象となる×載荷板の直径の1.5~2倍程度の深さ
載荷パターンには、段階式載荷と段階式繰返し載荷がある。
載荷板の沈下量を測定するための変位計は箇所以上設置する。
試験地盤面は載荷板の中心から1以上の範囲を水平に整地する。
試験地盤に載荷板の直径の1を超える礫が混入する場合より大型の載荷板に変更する。
試験孔の大きさは、載荷板の大きさと等しくする×試験孔の大きさは、載荷板の中心から1m以上広くする
実荷重受台は,載荷板の中心から1.5m以上離して配置する。
試験結果は、時間-載荷圧力曲線、時間-沈下量曲線などで整理する。

"標準貫入試験 27a37 29b37
標準貫入試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。27a37
1標準貫入試験は、土の静的貫入抵抗を求めるために行う試験である×標準貫入試験は動的試験
2所定の打撃回数で、貫入量が300mmに達しない場合、打撃回数に対する貫入量を記録する。
3標準貫入試験によるN値から砂質土の内部摩擦角や粘性土の一軸圧縮強度が推定できる。
4N値やボーリングの採取試料の観察記録は、一般に、土質柱状図としてまとめる。

次の項目のうち標準貫入試験のN値から推定できないものはどれか。29b37
1粘性土における一軸圧縮強さ
2粘性土におけるせん断抵抗角(内部摩擦角)×
3砂質土における相対密度
4砂質土における液状化強度

"地盤調査 29a37 26a37 

地盤調査に関する記述として最も不適当なものはどれか。
土の粒度は、ふるい分析や沈降分析によって求める。
土の粒径は、粘土、シルト、細砂の順に小さくなる×土の粒径は小さい順に粘土<シルト<細砂である。設問の逆。
サンプリングとは、地盤の土質試料を採取することをいう。
シンウォールサンプラーは軟弱な粘性土の土質サンプリングに用いる。
サウンディングとは、土質の色調により地層の性状を探査することをいう×色調ではなく、ロッドに付けた抵抗体を地中に挿入し、貫入、回転、引抜き等の抵抗から、地層の性状を探査すること。
スウェーデン式サウンディング試験は密な砂層礫層にも適用できる試験方法である×
ボーリングには、一般にロータリー式コアボーリングが用いられる。
ロータリー式ボーリングは軟らかい地層から硬い岩盤までの地盤構成を調べることができる。
オーガーボーリングは、ロッド先端のオーガーを回転させて地中に押し込み、試料を採取する。
ハンドオーガーボーリングは人力でオーガーを回転圧入させ試料を採取する方法である。

一軸圧縮試験により、非排水せん断強さを推定することができる。

スウェーデン式サウンディング試験
先端がキリ状になっているスクリューポイントを取り付けたロットに荷重をかけて、地面にねじ込み、25センチねじ込むのに何回転させたかを測定

"砂利地業工事 29b40 28a40 27a40 25a40 23a40 22a40

砂利地業に、砕砂と砕石の混合した切込砕石を使用した。
砂利地業に用いる切込砕石は、コンクリートを破砕したもので、品質のばらつきが少ない×切込砕石は天然岩石を破砕機で砕いたもので品質のばらつきが多い
砂利地業に用いる再生クラッシャラン(砕石)はコンクリート塊を破砕したものであり品質のばらつきが少ない×品質のばらつきが多く、強度が弱い
使用する砂利は,粒径のそろったものを用いる×砂利は粒径が均一だと締め固め不良が発生する場合がある。
砂利の敷均し厚さは,締固めによる沈下量を見込む。

砂地業に、泥やごみを含まない、粒度分布のよい砂を使用した。
砂地業に用いる砂は、締固めが困難にならないように、シルトなどの泥分が多量に混入したものを避ける。

砂利地業の締固めにあたっては、床付け地盤を乱さないよう注意して行う。
砂利地業において層厚が厚い場合の締固めは2層以上に分けて行う。
締固めは,床付地盤を破壊しないよう注意して行う。
締固めによるくぼみが生じたため、砂・砂利などを補充して再度転圧した。
床付け地盤が堅固で良質だったため、地盤上に捨てコンクリートを直接打設した。
捨てコンクリートの水分が著しく脱水するおそれがある場合は、ビニールシート等を敷いてコンクリートを打ち込む。
捨てコンクリート地業は掘削底面の安定化や基礎スラブ及び基礎梁のコンクリートの流出等を防ぐために行う。
捨てコンクリート地業は、掘削底面の安定化や基礎スラブ及び基礎梁のコンクリートの流出あるいは脱水を防ぐために粗雑にならないように施工する。
1土間コンクリートに設ける防湿層のポリエチレンフィルムは、砂利地業の直下に敷き込んだ×ポリエチレンフィルムは、砂利地業の直上に敷いて、地盤面からの湿気を遮断する。

#砂利地業工事じゃりちぎょうとは
地業工事とは根伐り底に砂利等を所要の厚さに敷き均し、機械を用いて締め固める工事です。

"親杭横矢板工法 29a39 28a39 26a39 22a38

親杭横矢板工法に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1比較的硬い地盤や砂礫層でも施工可能である。
3著しく軟弱な粘土層やシルト層などの地盤あるいは地下水位の高い地盤には適さない。
1親杭横矢板工法は、著しく軟弱な粘土又はシルトなどの地盤に適している×親杭横矢板工法は比較的安価で、地下水位の低い良質地盤には適しているが、軟弱地盤には不適
4地下水位が高く、透水性の高い地盤に適している×親杭横矢板工法は水密性が悪いので地下水位が高く、透水性の高い地盤や、ヒービング現象の起る様な軟弱粘土層には向いていない。鋼矢板工法が水密性の高い工法である。
1腹起し材にH形鋼を用いるため、フランジ面を山留め壁面に向けて設置した。
4腹起しの継手は、切梁や火打と腹起しの交点から可能な限り離して設けた×腹起しの継手位置は、応力度に余裕のある部分に設ける。切梁や火打ちの支点に近い箇所のほうが応力的に余裕があり適している。
2プレボーリングで親杭を設置するため、杭の根入れ部分に根固め液を注入した。
3横矢板のはずれ防止として、桟木を矢板両側に釘止めした。
3横矢板挿入時の裏込め材の充填不良により、地盤の沈下や山留め壁の変形が起こりやすい。
2矢板は取付けが可能な深さまでの掘削を完了した箇所から速やかに設置する。
4矢板材は、設置後に板がはずれないよう、親杭に矢板の両端が十分にかかるように設置する。
1矢板背面の地山を削り取る深さは矢板の厚みに埋戻しができる余掘り厚を加えた程度までとする。
3矢板入れに際しては、矢板の厚みに埋戻しができる余掘り厚を加えた程度まで地山を削り取る。
2親杭横矢板工法において、横矢板背面の地山を削り取る深さは、矢板の厚みに埋戻しができる余掘り厚を加えた程度までとする。
1親杭横矢板工法において、掘削は矢板の取付けが可能な深さまでとし、矢板の設置は掘削が完了した箇所から速やかに行う。
4親杭を床付け面より下の地盤に打設することにより根入れ部分の連続性が確保され受働抵抗面積を大きくできる×

「親杭横矢板工法」とは、親杭にH形鋼、レール等を 80~180cm程度の間隔に打設し、掘削に伴い横矢板を入れて山留め壁にする工法。止水性はないが、比較的硬い地盤でも施工可能であり、他の工法に比べて経済的に有利

・施工が容易で工費が比較的安い。
・地中にある小規模な埋設物は、親杭間隔を変更することによって対処可能。
・親杭は繰り返し使用可能。
・相互の親杭間に、木製の横矢板をはめ込むため、遮水性に劣る。
・多少の地下水位に対しては、水替等により安全性に問題がなければ対応可能である。

"根切り及び山留め工法 29b39 27a39 28a38 25a39 24a39 23a39

根切り及び山留め工法に関する一般的な記述として最も不適当なものはどれか。
1法付けオープンカット工法は、周辺に安全な勾配の法面を形成しながら根切りする方法である。
1法付けオープンカット工法は、山留め支保工が不要であり、地下躯体の施工性がよい。
法付けオープンカット工法は、掘削部周辺に敷地の余裕がある場合に適している。

2水平切梁工法は敷地に大きな高低差がある場合には適していない。
4水平切梁工法において、腹起し材にH形鋼を用いる場合は、フランジ面を山留め壁面に向けて設置する。
3水平切梁工法において、切梁の継手は、できる限り切梁の交差部から離して設ける×継手やジャッキ挿入部は構造的な弱点になりやすい。よって切梁支柱、切梁交差部の近くに設る。
4トレンチカット工法は,根切り部分が広い場合に有効である。
3トレンチカット工法は根切りする部分が狭い場合に適している×

4アイランド工法は根切りする部分が広く浅い場合に適している。
1アイランド工法は、掘削平面の規模が小さくて深い根切りに適している×
アイランド工法は、水平切梁工法に比べ、切梁の長さを短くできる。
2アイランド工法は、水平切梁工法に比べ、切梁の長さが長くなる×

3タイロッドアンカー工法は、山留め壁頭部の変形を抑制したい場合に有効である。
4地盤アンカー工法は、偏土圧となる傾斜地の山留め工事に有効である。
2切梁工法は、側圧を山留め支保工でバランスさせる必要があり、掘削平面が整形な場合に適している。
4逆打ち工法では、地下の構造体を山留め支保工として利用する。

22a39根切り工事における排水工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1暗渠工法は、地中に砂利を充填した排水路を設けることにより、地下水を集めて排水する工法である。
2釜場工法は、根切り部へ入ってきた水を、根切り底面より低い集水場所からポンプで排水する工法である。
3ウェルポイント工法は、ろ過網を持ったパイプを地中に打ち込んで地下水を強制的に吸い上げる工法である。
4ディープウェル工法は、地盤調査で掘ったボーリング孔をそのまま利用し、地下水をポンプにより排水する工法である×ディープウェル(深井戸)工法で、工事区域内の地下水を低下する。地盤調査で掘ったボーリング孔は直径が小さい

山留め工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

4自立山留め工法は、山留め壁の根入れ長さを十分に取る必要がある。

根切りとは、基礎を造る場合の、土を掘削して所要の空間を造ること。

掘削が深くなったり、周辺への影響を少なくする為には山留壁だけでは不足する場合があり、その際、鋼製の支保工を山留壁に組み立てます。これを『山留支保工』と呼びます。

#山留工事

山留めとは、地下構造物、埋設物等の施工中、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止するためのもの
敷地に余裕のある場合、あるいは掘削が簡易な場合は、掘削部周辺に安定した斜面を残し、山留め壁等を設けない工法(オープンカット工法)とするのが一般的。
当然、費用がからんでくるので、積算時点において、工法も含め、施工計画を立てる必要があります。
また、工法によっては、土量も変わりますので、土工事の見積もりに、深くかかわってきます。
山留めにかかる荷重は、土圧、水圧、載荷荷重等があります。
それらを仮定するには、土質、地下水位、周辺の建築物や地盤上の荷重、周辺の状況等の要素を取り入れなければなりません。
工法の種類には、自立式、切ばり式、地盤アンカー式等があります。
土が崩れてこないように、壁を作るわけですが、その壁の種類は、多々あります。
大きく分けると、既成矢板方式と、場所打ち方式があり、既成矢板には、親杭横矢板壁(H形、I形)、鋼製矢板壁があり、場所打ちには、柱列山留め壁と、連続地中壁があります。
適切な工法を選択するためには、地盤条件、掘削の規模、山留め壁に要求される剛性・止水性、振動・騒音等の公害及び工期・工費等を総合的に検討する必要があります。
今回紹介しているのは、市内某マンションにおける掘削深さ4,5mにおいて、親杭横矢板壁(300*300H鋼)にて、山留めをおこなっている施工状況です

"土工事 埋戻し及び締固め 25a38 24a38 23a38

土工事における埋戻し及び締固めに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
2均等係数は土の粒度分布状態を表すものであり、埋戻し土は均等係数が大きいものを選ぶ。
3動的な締固めには、重量のあるロードローラーが適している×ロードローラーは静的な圧力を用いるもの。動的なものとして、ランマ、タンパなど

土間スラブ下の埋戻しにおいて、基礎梁や柱などの周囲や隅角部は、タンパーなどの小型機械を用いて十分締固めを行う
透水性のよい山砂を用いた埋戻しは,各層3cmずつ水締めで締め固めた〇砂や土砂を埋め戻すとき、水を注ぎながら埋め戻すことによって、砂や土砂を締固める方法
2透水性の悪い山砂を用いる場合は、厚さ3cm程度ごとにローラー、ランマーなどで締め固める。
4埋戻しでは、土質に応じた沈みしろを見込んで余盛を行う。
3埋戻し土は,最適含水比に近い状態で締め固めた。
1埋戻し土は、必要に応じて粒度試験等を実施する。

1埋戻しは,地下躯体コンクリートの強度発現状況を考慮して行った。
3埋戻しに砂を用いる場合は、粒子の径が均一なものが最も適している×粒子の径が均一な砂を用いるよりは、粗砂や礫が混入している砂の方が大きい締固め密度が得られる
4埋戻しに砂質土を用いて水締めを行う場合は、粘性土を用いて締固めを行う場合より余盛り量は少なくてよい。

2山留め壁と地下躯体との間の根切りの埋戻しは,砂質土と粘性土を交互に組み合わせて締め固めた×根切りの埋戻しは均一に締め固められる山砂など砂質土が用いられる。粘性土を交互に締め固めると、逆に締め固め不良が発生しやすい。

29a38 土工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1掘削機械による床付けにおいて床付け面の近くでショベルの刃を平状のものに替えて行った。
2根切り時に粘性土の床付け地盤を乱してしまったので砂質土と置換して締め固めた。
3掘削が終了したので床付け地盤が設計図書に示してある地層地盤と一致していることの確認を行った
1機械式掘削では、床付け面に達する手前でショベルの刃を平状のものに替えて、床付け面までの掘削を行った。
4床付け面付近の掘削は地盤を乱さないよう機械を前進させながら施工した×

27a38根切り底の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
2杭間ざらいでは、杭体に損傷を与えないように小型の掘削機械を用いて行った。
3粘性土の床付け地盤が凍結したので、転圧により締め固めた×凍結した場合、嵩が増えているのでそのままの転圧は好ましくない。凍結部分を取り除くか、解凍後に締め固める。凍結状態や雪等が混じったままで締め固めると後日、地盤沈下が起こる恐れがある。
4基礎スラブ下の床付け地盤が地下水で乱されないよう、暗渠排水工法とした。

土工事の範囲は、掘って(掘削、根切り、根伐、根堀)、埋めて(埋戻し)、余った土を捨てる(残土処分)

計画深さまで根切り床を掘削した後、正確に平らに仕上げること。仕上がった面を「床付け面」という。鋤取りは目視による荒削りだが、床付けはレベルを用いて正確かつ平滑に仕上げる。砕石敷き・捨てコンクリートの厚さを見込んだ計画床付け面とする建物が直接基礎(ベタ基礎、フーチング基礎)の場合、床付け面が建物の支持地盤となるため、床付け面を乱さないよう注意しなければならない。良好な地盤の場合、床付け面に捨てコンクリートを打つこともある。

"埋め戻し 26a38 28a37 22a37

埋戻しに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
埋戻し土は、最適含水比に近い状態で締め固めた。
根切り土を埋戻しに使用するので、根切り土の中の良質土とし、転圧、突固めを行った。
埋戻し土に粘性土を用いるため、余盛りは、砂質土を用いる場合より大きくした
埋戻しに粘性土を用いる場合は、水締めにより締め固める×粘性土は含水率が高くなると水締めにより緩くなるので適さない
埋戻し土に砂質土を用いるため、粒度試験を行い均等係数が小さいものを使用した×均等係数は粒の大きいものと粒の小さいものとの比で求めるもので、均等係数の数値が小さく、1に近いほど均等な粒度の砂となるが、粒度が揃うと液状化や締固め不良が起きやすいので、埋戻し土には大小混じった粒度分布のものが良いとされる。粒度分布なら10以上のものが適当である
山留め壁と地下躯体との間の埋戻しは、砂質土と粘性土を交互に組み合わせて締め固めた×粘土質を混入すると締め固めにくく支障が出えるので真砂土などで埋め戻す
建設発生土に水を加えて泥状化したものに、固化材を加えた流動化処理土を埋戻しに使用した。
基礎・地中梁で埋戻しする部分に使用したラス型枠材は、残したまま埋め戻した。
地下躯体コンクリートの強度発現状況を考慮して埋戻しを行った。

埋戻しに凍結土を使用してはならない。
埋戻し部分にある木製型枠材や木片は、取り除く。
埋戻しには、土質に応じた沈みしろを見込んで余盛りを行う。

#埋め戻しとは
土の掘削を伴う、杭打ち、管渠埋設、地下室工事などでは、目的工事が終わると空隙に土を埋め戻す必要があり、それに使う土のことをいう。
掘り起こした土は堅さや粒度が埋め戻しに適さない場合が多く、多くは搬送して再生または処分してきたが、最近ではその場で土質を改良して埋設用に適した土として再利用することを可能とした機械も出てきている。

一般的に、埋め戻し土には腐食土や粘性土の含有量が少なく、透水性の良い砂質土を用いるのがベターです。よって、土の粒度試験により均等係数が大きい、山砂が適しています。
締め固めは、川砂及び透水性の良い山砂の類の場合は水締めとし、透水性の悪い山砂の類及び粘土質の場合は、まきだし厚さ約30cm程度ごとにローラー、ランマーなどで締め固めながら埋め戻すことが原則です。

"木造階建住宅の解体工事 29a50 28a50

木造階建住宅の解体工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1解体作業に先立ち各種設備機器の停止及び給水ガス電力通信の供給が停止していることを確認した。
1解体作業は、先ず建築設備の取外しを、次に内装材の取外しを手作業で行った。
2作業の効率を高めるため障子ふすまドア等の建具は1階部分から撤去した。
3蛍光ランプは窓ガラスと共に専用のコンテナ容器内で破砕してガラス類として処分した×水銀廃棄物
4下地が木質であるモルタル系の外壁の解体にはバールハンマーを用いた。

2壁及び天井のクロスは、せっこうボードを撤去する前にはがした。
3屋根葺材は、下地材と共につかみ機で取り外した×屋根材と下地材は、分別して解体する
4天井、床、外壁等に断熱材として使用されているグラスウールは、可能な限り原形のまま取り外した。

"建設機械と作業の組合せとして、最も不適当なものはどれか。 27a50 24a50
1クラムシェル ------ 機体より下方の比較的深い位置の掘削
3クラムシェル------作業床面下の比較的深い位置の掘削〇掘削器 ショベル系掘削機
2フォークリフト ------ 重量物の積卸し及び運搬
3トラックアジテータ=レディーミクストコンクリートの運搬〇コンクリート・ミキサー車
1トラクターショベル------土砂の積込み
4タイヤローラー ------ 含水比の高い粘性土の締固め×含水比の高い粘性土の締固めに適した重機は無い
タイやローラー=主に、道路や基礎の建設時に、土壌、礫、コンクリート、アスファルトなどを押し固めるのに使われる

25a50建設機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1ハンマーグラブは、オールケーシング工法における掘削に用いる〇掘削機
2ブルドーザーは、すき取りや盛土に用いる。
3パワーショベルは、機体位置より下方の掘削に用いる×パワーショベルは、機体位置より上方の掘削に用いる。下方ならバックホウなどが採用される
4バイブロハンマーは、鋼矢板の打込みや引抜きに用いる

鋼矢板 こうやいた steel sheet-pile
鋼製の矢板。港湾,河川などの護岸工事や山止め用として用いられる。横方向に連続して打込むが,矢板相互間ジョイントのかみ合せができるので止水性のある壁を構築できることに特徴があり,経済性,施工性にすぐれている

矢板
板状の杭で,シートパイルともいう。本来は鉱山や炭鉱で坑道支保の枠の外側に岩や土砂のくずれ落ちるのを防ぎ,土圧を均等に枠に伝えるためはさんでおく板,もしくは,掘り進む場合落石や土砂のくずれ込みを防ぐためあらかじめ打込んでおく板のこと。土木建築工事には,土止め締切りなどの仮設工事,岸壁や護岸工事の永久構造物として用いられる。材料によって木矢板,鋼矢板,鉄筋コンクリート矢板,プレストレストコンクリート矢板,加工コンクリート矢板などがある。

オールケーシング工法
全周回転するケーシングの先端に取り付けたケーシングビットで削孔を行う。N値の高い硬土質層、転石層、玉石層、岩盤、鉄筋コンクリートなどの掘削施工を高能率で行う
http://www.uedakikou.co.jp/industrial/industrial_all.html

"重機 建設機械

23a50建設工事に用いられる機械器具に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
1ランマーは,比較的狭い場所での土などの締固めに用いられる。
2アースオーガーは,既製コンクリート杭地業などの掘削に用いられる〇削ドリルや穴掘り機のことを指す。 一般的には、動力を用いて電動機を回すことで、接続したスクリューなどを回転させて地中にねじり込むように穴を掘っていく機械
3クライミング式タワークレーンは,超高層建築物の鉄骨建方などに用いられる〇タワークレーン
4バーベンダーは,鉄筋の圧接作業に用いられる×バーベンダーは鉄筋の曲げ加工をするための器具。

29b50 市街地における鉄筋コンクリート造の建築物の躯体の圧砕機による地上解体工事に関する記述として最も不適当なものはどれか。
1コンクリート片の飛散防止や騒音防止のため防音パネルを取り付けた。
2最初に作業開始面の外壁を解体しオペレーターが建物の各部材に対応できる視界を確保した。
3各階の解体は外周部を先行して解体し中央部分を最後に解体した×中央部分を先に解体
4解体時に発生する粉じんの飛散を防止するため充分な散水をした。

26a50揚重運搬機械に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1ラックピニオン式の建設用リフトは、荷及び人の揚重に用いられる×建設用リフトのラックピニオン式は、荷だけを運搬し、人員の昇降は禁止されている。
2ラフテレーンクレーンは、同じ運転席でクレーン及び走行の操作ができる。
3クローラークレーンは、狭い場所での車体の方向転換が容易である。
4クライミング式タワークレーンは、高層建築物の鉄骨建方などに用いられる。

"その他

22a50補強コンクリートブロック工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1がりょうの下には、横筋用ブロックを用いた。
2充填コンクリートは、ブロック2段以下ごとに充填し、突き棒で突き固めた。
3耐力壁の縦筋は、コンクリートブロックの空洞部の中心にくるようにし、かぶり厚さを確保した。
4水道管やガス管は、構造躯体であるブロック壁内に埋め込んだ×水道管やガス管は、構造躯体内に埋め込まない。メンテナンスの問題や躯体の影響を受けやすい