今作のストーリーでは、過去の七英雄はモンスターを退けて英雄になった後、古代人たちに異世界に飛ばされてしまった
その時の出来事は、意外にもゲーム中のテキストで知ることができる
条件は難し目で、エイルネップの沈んだ塔に、ロックブーケより先に到達する必要がある
すると深部の水龍が暇だからという理由で、この塔で何が起きたか教えてくれる。追憶の迷宮のドラゴンもそうだったが、この世界のドラゴンはおしゃべりが多い
なおロックブーケに先を越されると、この水龍はロックブーケにメロメロにされており、問答無用で襲い掛かってくる
水龍によると、この塔は別の世界(詳細不明)へのポータルで、何千年も前、当時の地球の天変地異から逃れるために建設された
この塔は無事完成し、ポータルの実験も成功。まず七英雄が、次いでほかの古代人たちが別世界に送られた。
そのあとこの塔は天変地異で地中に埋もれて今に至る。
水龍は塔が死んでることは知ってるが、古の誓いのせいで、ここを動けないそうだ
ロックブーケがこの役目を終えた塔に執着する理由を聞くと、七英雄がこの塔で転送される時、塔が機能不全を起こし、行方不明になったとだけ答える
以上がゲーム中で確認できるテキスト全てである。水龍の情報はロックブーケにとって既知の出来事で、何の価値もない。
この後ロックブーケは水龍君の後ろにある端末で、この塔の秘密をつかんだといっている。
ロックブーケはいったい何を見つけたのか?ここまでの話をおさらいして推理してみよう。
水龍はこの塔が完成した時、ポータルの実験はちゃんと成功したと答えている
にもかかわらず、その直後に機能不全を起こし、最初に転送された七英雄は行方不明になってしまう
七英雄たちの事故によって、古代人たちはこの塔を使うのをためらう・・・かと思いきや、続々と転送が行われ、事故もなかったらしい。
オアイーブたちのように、地球に残るという選択肢もあったのだが。およそ賢く臆病だった古代人たちらしくない行動だ
用は七英雄が転送される時だけ、塔が機能不全を起こすように、古代人が塔に仕掛けをしておいたのだ。
塔が故障したわけではないことを知っていたから、移住計画になんの恐れも生まれなかった
ロックブーケは端末を調べて、自分たちがはめられたその事実を見つけたのだろう。後にオアイーブが自分たちがやったとゲロっている
しかしそんな事実が今更重要かといわれると首をかしげる。ダンダークですら証拠はないが、同じ古代人にはめられたと感づいているし、当の古代人たちも衰退しきっている