死食の年を唯一生き延びた赤子は宿命の子と呼ばれる。該当者に魔王、聖王、少年、サラの四人がいる
聖王は聖王廟に埋葬されている。魔王は東方に遠征中に行方不明になっているが、装備があちこちで見つかるあたり死んでいる。リマスタでは主人公の夢の中にしか出てこないというひどい扱いを受けている
かつて死食から宿命の子が生まれ、魔王はアビスゲートを開け、聖王はアビスゲートを閉じた。おそらくこれが「定め」
サラと少年だが、この二人の定めがわかる描写がある
四つ目のアビスゲートを閉じるとき、サラ以外が主人公だと、少年に対して「ゲートを閉じるのはあたしの定めよ。あなたじゃない」という
つまりサラにはゲートを閉じる力があり、少年の定めではない、という
対してサラが主人公の場合、少年が「ぼくが魔貴族達をアビスへ押し戻す。君は向こう側へ行く人じゃない」とサラに言う
少年に四魔貴族を押し返し、サラにはアビス側の人間ではない、という
つまり少年は魔王と同じゲートを開ける定めがあり、サラには聖王と同じゲートを閉じる定めがある。ただし定めがない人間でもゲートは閉じれる
これはゲームの都合だが、サラ以外の主人公でもゲートを封印することができる。サラには悪いが、宿命の子じゃなくてもゲートは閉じれるらしい。聖王廟の説明でも明らかになるが、聖王も宿命の子しかゲートを閉じれないとは言ってない
一方アビスゲートを開ける描写はないので、ゲートを開けれるのは少年しかいないと思われる。ツァオガオ曰く、少年を自分の手元に置けば、どうもアビスの力が得られるらしい。サラを差し置いて、少年だけが狙われる理由はこれなのだ
ただし四つ目のアビスゲートは、サラか少年が直々にゲートを閉じる、というイベント進行になっている
最後にサラと少年の正体だが、聖王と魔王の伝承法(前作)の継承者となる。当時のスタッフは安直だと真っ先に否定するだろうが、これはどうしようもない
二人ともゲーム中の描写はないのに、定めとか宿命の子について知りすぎている。そもそもサラと少年はお互いに、宿命の子かどうかすらわからない。にもかかわらず、宿命の子が二人いると世界が消滅するという、魔王と聖王すら知らないことすら知っている。
伝承法で記憶と能力を引き継いでいると解釈するしかない。都合よく、伝承法は本人が死んでから、何百年もあとに継承することがある
なおゲーム中破壊するものを倒して、世界を再生すると、上記の「定め」もなくなる。一方サラか少年を犠牲にした場合、300年後また「定め」が訪れるらしい