リマスタ版の追加要素として、アビスゲートを四つ閉じた時点で、エピソードシーンが挿入される。実は本編の改変は生贄の洞窟とこれだけで、貴重な追加エピソードとなる

原作では四魔貴族倒した後、サラがアビスゲートに吸い込まれてしまう。助けに行く方法がなくて狼狽していたところ、ヨハンネスが最東の地に5つ目のアビスゲートを発見する。それを聞いた主人公が、ヨハンネスに別れを告げ、最東のアビスゲートへ向かう。ここから追加エピソード

主人公が「とは言ったものの、そこに行く方法がないから、作戦を練ろう」と言い、ランスの宿屋に向かう。話し合いにつかれて宿屋で寝ていると主人公は夢を見る

場面は乾いた大河に移り、聖王が書いた手紙が置いてある。この先に魔王の仕掛けた罠があるので、進んではならないと聖王は忠告する

読み終わると突如、暗転して魔王(OP)と四魔貴族本体が登場する。これがひどくて、誰が何を喋ってんのかわからない。私の主観で誰のセリフか追記させてもらう

アウナス「五つ目のゲートとは・・・」
フォルネウス「五魔貴族ということかな
ビューネイ「くだらんな」
アラケス「我らだけでは不足と?」
魔王「お前たちを迎えに行くために作ったゲートだ。他の意味はない。」
魔王「お前の目的地はここだ。迷わずに進むがいい(五つ目のアビスゲートを指して

600年ぐらい前、魔王は東の地へ遠征中に負傷して行方不明。装備があちこちで見つかるあたり、死んだと思われていた。しかし実は生きており、五個目のアビスゲートを作り、四魔貴族本体を迎えに行くという。 SFCでは五つ目のアビスゲートの存在理由は空白だった

このシーンの後、5つ目のアビスゲートに向かうと、魔王の罠があると主人公が断言する

しかしこの後のイベントが没ったのか、魔王もその罠も一切登場しない。イベントシーンだけ削除されずに残ったらしい。

誤解を読んだのが五魔貴族というセリフ。魔王は元々魔貴族ではなく、復活しても五魔貴族にはならない。

「五個目のアビスゲートが開いたので、新たな魔貴族が召喚され、五魔貴族になるのかな?」とフォルネウスが勘違いしたようだ

文字の位置が悪すぎて、誰が言ってるのか全く分からない。前後の会話からフォルネウスだと判断した

もう一つ、魔王はかつて四魔貴族をゲートを開いて地上に召喚したのであって、アビスに迎えに行ったわけではない

おかしいところが多すぎる。そもそも主人公の夢の中の出来事なので、魔王もその罠も初めから存在しなかったと解釈するべき。実はこのエピソードは暗闇の迷宮と同じく冒険記に追加されることもない。

サラのセリフが可愛いぐらいしか見る価値はない(すでにヨハンネスが砂漠が見えた、というヒントをくれている