2023年5月18日にGMKtec制のRyzen7735HS搭載のミニPC、NucBox K2amazonにて購入した

この機種、高性能なミニPCの癖にamazonに嫌に安い値段で購入できるが、欠陥品の疑いがある

まず外観や付属品に問題は全くない

CineBenchR23のスコアは正常。シングル1494pt、マルチスコア11399pt

実はSkybaiumのメモリ8GB*2デュアルチャンネルのスコアはシングル1570。マルチ12132なので、ちょっと負けている

ただしNucBox K2は、高負荷で動作させ続けると性能が低下するようだ。このPCの厄介なところは標準のベンチマークテストでは好成績がでるので、欠陥がわかりづらいところだ

FF15ベンチ、フルHD、フルスクリーン、標準品質でスコア2180となった。このスコアRyzen3400Gと大差ない

Youtubeの動画では、同じRyzen7735HS搭載のMinisform UM773は、同じ条件で3158のスコアが出る。NucBox K2の1.5倍のスコアが出ている。

FF14のベンチマークも試してみたが、フルスクリーン標準フルHDの条件で3000程度になった。

Skybaiumのメモリ8GB*2デュアルチャンネルのスコアは7726なので半分以下になっている

一応NucBox K2は前述のRyzen7735HSでメモリもDDR5-4800の32GBしっかり積んでいる。CPUが偽物とかそういうわけではないはずなのだ

ベンチマーク後にCPUメモリが異常に発熱している。おそらくCPUスロットの裏面にメモリ、M.2スロットがあるので、温まりやすい。これがメモリのサーマルスロットリング(熱による性能抑制)を引き起こしている疑いがある

しかしCPUメモリが発熱するという症状は前例がなく、温度を図るアプリも存在しない。

amazonでこの製品に欠陥があり返品を申し出たところ、初期不良品なので、返品返金に応じるとのことだ。

ただし私は初期不良品ではなく、NucBox K2という製品の欠陥だと見ている。この製品のレビューはネットで検索するといくつも出てくるが、私と同様にベンチマークの結果がおかしいのだ。

このNucBox K2はamazonで頻繁にセールが行われており、妙に安いのだが、この欠陥のせいなのかもしれない

背面パネルを開けてみた。プラスチックの半透明板におおわれているが、他社のミニPCのマザーボードと同じ構造だと思われる。

多分Nukbox k2のプラスチックの半透明板をのネジを外すと、この画像のようなマザーボードの背面が露出するはず。この機種はそんなにメモリは発熱しない

この半透明板の存在がメモリを発熱させている原因かもしれない。だがこの半透明板にwifiカードのケーブルが溶接してある(画面中央)ので、外せる仕様なのか不明。この機種メモリ側のフタにはクーラーが無いので、開けっ放しにしたほうが良いと感じる

メモリがシングルチャンネルなので性能が出ていない

APUはシングルチャンネル(メモリ一枚差し)は、デュアルチャンネル(メモリ二枚差し)と比べてGPU性能が半減するといわれている。

実はNucBox K2は発売当初32GB一枚差しだったが、発売後しばらくして、16GB*2枚差しに仕様変更されたそうだ

Bios画面の出し方

実はNucBox K2のBios画面の出し方は不明。DELキーでは出ない。説明書にも公式サイトにも記載がない。amazonにて質問したがわからず

windows11の起動中に設定から開く方法があり、この方法でしか出せなかった。