今作の導入部に相当するイベント。クジンシーの馬鹿が無茶苦茶やったおかげで、七英雄が憎き敵であり、人々の平和を脅かす存在であることが明らかになる

クジンシーのソウルスティールの恐ろしさを見せ、伝承法を活用し命を賭して対抗する、というアイデアが奇跡的で、完成度は漫画「刃牙」の導入部に匹敵する

OPは北バレンヌのソーモンが、モンスターに侵略される所から始まる。

しかしこれを率いていたのは、なんと七英雄のクジンシーだった。人々は七英雄の再来を願っていたが、彼らこそ平和を脅かす敵だったのだ

暴虐なクジンシーは勢いづき、アバロンに侵攻。留守を守っていたヴィクトール王子は、奮闘もむなしくソウルスティールで死亡。クジンシーは降伏するよう言い残し、ソーモンに一時帰還した。

皇帝レオンはヴィクトールの死に際から、クジンシーのソウルスティールを察する。実際にその技を浴びれば見切れるかもしれないが、致命傷は免れない・・・

そのときアバロンに謎の女性オアイーブが現れる。オアイーブは七英雄について事細かに知る謎の人物で、アバロンに警鐘を鳴らしに来ていた。彼女は皇帝レオンに、クジンシーに対抗する伝承法という秘術を伝授する。

伝承法は自分の記憶と技能を、誰か一人に伝えることができる、というまさに人類が夢見た魔法だった。しかし死に際にたった一人しか、継承できない

レオンはヴィクトールの弔い合戦に赴くが、ソウルスティールの餌食になってしまう。しかし初めから勝ち目がないとわかっていた

レオンはソウルスティールを見切るために、わざと犠牲になった。これを伝承法で伝授すれば、クジンシーに一矢報いることができるかもしれない。

死の床でレオンは、クジンシーの暴虐を引き合いに出し、七英雄を倒さねば人々の平和はないと告げる

自らの技と帝国の未来をジェラールに託し、レオン皇帝はこと切れた。

皇帝を継いだジェラールは、亡き兄と父に代わって、見事クジンシーを討ち取る。北バレンヌを平定し、失われた領土を取り戻すことに成功する

しかし七英雄は残り6名おり、いまだ得体が知れない。だが帝国は七英雄の一人に侵略され、皇帝と王子を殺害されている。剣を交え、どちらかが滅びる以外に選択肢はない

レオンの意志を継いだジェラール。七英雄率いるモンスターたちから人々を開放し、守護するという名目のもと、版図拡大に乗り出す。