ランキング適応度

2025年11月28日 更新

日本語の小説は生成AI文章の判定が難しい。そこで量産文章か見分ける指標として、ランキング適応度を考案する

web上の小説はなろうやカクヨムのランキング入りを目指して作られている。人間も模倣作を量産しているが、LLMによって作られた生成AI小説も同じ目的で量産されている

つまりそういう量産小説をスパムとして分類し除外する。残った小説をスコッパーは吟味すればよい

またユーザーとLLMともに、ランキング入りを目的とするため、攻略情報としての価値も高い。これはコンテンツのSEO最適化と全く同じ方向で、小説をNROに最適化し、PVを稼ぐ手法として有用

キーワードスタッフィング(タイトル適応度

ランキング入りには、タイトルとあらすじに、クリックしてもらうためのキーワードをちりばめるのが必須。これは日本独自の傾向といえる

”追放、令嬢、貴族、俺、ました、転生”などクリックしてもらうためのキーワードには傾向がある

そのためタイトルとあらすじで、ランキング入りを狙っている作品かは明確にわかる

序盤エピソード

ランキング入りのためには、序盤に没落やざまあなど集客エピソードを序盤に持ってくる必要がある。またあらすじの方にもその旨記載してアピールする。

それによりあらすじを見ただけで、追放なろうや悪徳令嬢、恋愛、人気ラノベなどは判別できる

序盤のエピソードに重要なイベントを盛り込んでくるので、それで何系のなろうなのか判別できる

バッドイベント

Web小説の読者は、主人公が脅かされる出来事を嫌う傾向あり、読者の離脱に直結する。主人公より有能なキャラが出てくると、なろうとは呼べなくなってくる

キャラクター名

キャラクターの名前や役割は、流行の傾向が明確にみられる。AIはキャラクターの名前だけでもどんなシナリオが予想できるらしい

なろう系の読者は定番から外れた展開を嫌うので、キャラクター名や地名も、ナーロッパ名に統一する必要がある

セリフ

LLMはセリフに重要な情報を入れない、もしくはものすごい説明口調にする傾向がある

キャラクター別に適切な役割と台詞を振り分けると、プロットの難易度が上がるためだ。モノローグで情報を語ってしまうのが難易度が低く、量産しやすい

また売れ筋の小説は誰を有能にするか決まっていて、そのキャラのセリフに情報が集中する傾向がある

円満解決

web小説は完結しない作品が大半。一方コンテストに応募するためには、完結させる必要がある

そこで簡単に解決させるプロットがある。どんどんなり上がって、幸せの絶頂で完結すればいいのだ。無職転生型の完結方法で、読者のいいねをもらいやすい。

しかもLLMも、そういう階段シナリオは緻密なプロットを要しないので、生成しやすい

一方物語の途中で人や物を失うのは、あまり描かれない。読者の満足度が下がるし、
LLMもプロットを忘れて、失った人や物を登場させてしまう