トーマスのオープニングイベントの後半部分。祖父に大都市ピドナへ行き、勉強してくるように言われる。またそこでベント家の古くからの友人、クラウディウス家の令嬢ミューズを探すように依頼される
重要でないイベントだが、今作の中で最もテキストの量が最も多く、かつきめ細かい。投げやりなイベントが今作では異色の出来で、設定厨は必見のイベント
15年前メッサーナのアルバート王が後継者を指名せずに急死した。同国の各都市軍団長は時期国王の座を巡り、戦争を始めた(メッサーナの乱
最有力だったのが、王国近衛軍団長のクレメンス。大都市ピドナの統治者にして名門クラウディウスの家長。5年前これにルートヴィッヒが挑戦し、ピドナ近くに上陸し開戦となった
ルートヴィッヒが全軍突撃を仕掛けるも、クレメンスは後だし全軍突撃でカウンター。ルートヴィッヒ軍は敗走した
しかしその直後クレメンスが神王教団に暗殺。教団の活動を禁じたのが原因だとはとこは言う
近衛軍団はルートヴィッヒに降伏し、ピドナの支配者に。10年にも及ぶメッサーナの乱が終結し、ルートヴィッヒが王座に就くのもまじかだとささやかれる
この後ピドナの一等地に教団の拠点ができ、ルートヴィッヒ自身も集会に参加している。教団もルートヴィッヒも腹黒い連中らしい
ルートヴィッヒは体面を重んじて、近衛軍団を処刑しなかったが、クレメンスのクラウディス家の財産を没収。同家は没落し、家族使用人は散り散りになり、娘のミューズも行方不明
トーマスはピドナの街中に散り散りになったクラウディス家の関係者たちを伝い、ミューズの足跡を追う(クレメンスの娘)
しかし、ミューズはそれらの人々に匿われており、トーマスはルートヴィッヒの手先だと誤解されてしまう。
不思議だが、ミューズの財産はすでにルートヴィッヒに没収されている。それでもルートヴィッヒに追跡される理由があるらしい。この後マクシムスにも命を狙われているが、実は両方ともその理由が明らかにされない。
ミューズが隠し持つ銀の手を狙われている、という情報を明示し損ねた可能性がある。
ミューズがスラム街で隠れ潜んでいるという情報を得たトーマス。そこに向かうとスラムの子供たちに絵本を読んであげるミューズの姿が。内容はどうも、悪い魔法使いの臭い息を、リフレクで返して勝利するというものらしい
いまだルートヴィッヒから匿われ、スラム街のボロ屋敷で暮らすのは不憫に思える。見かねたトーマスは、ロアーヌの祖父のところに引っ越すことを提案する。
しかしミューズはスラムの子供たちが好きだし、病弱で行けないと断る。自分に代わり、シャールが行くべきと持ち掛けるが、シャールはきっぱり拒否した
ミューズはベッドから動けなくて退屈なので、面白い話がないかと尋ねる、トーマスはOPイベントの内容を聞かせた。それを聞いたミューズは、「病弱な自分はいっそ、ヴァンパイアになったほうがマシなのかな」と呟く
突如スラムの子供たちが乱入し、ゴンが迷子になったと助けを求めてくる。イベントは終了し、共通イベントの迷子のゴンを救えに進む