少年の設定は原作からいくつか改変してある
雷雨の中逃げる少年と父親
兵「あの子供は魔王の再来だ!生かしておくな!
少「父さん!
父「早く逃げろ!狙いお前だ!
少「!?」
馬に行く手を阻まれる
兵「こいつが宿命の子か?悪いが死んでもらう
兵「殺すな!その子供は生かして連れてこい、という命令だ
兵「何を言っている?将軍は殺せと命令された
兵「ミカドの命令だ。歯向かうのか?
兵「そんな命令は聞いていない。手柄を横取りする気か?このガキの首は俺のものだ
どこからか放たれた矢が兵士に命中する
兵「ぐぅ!
兵「誰に攻撃されている!?ゴブリンの軍勢!?
そのすきに少年は森の方に逃げ込む
兵「宿命の子が腐海の森に逃げたぞ!!
ラシュクータ
アニキ「気が付いたか?
少年「誰・・・ここはどこ?
アニキ「俺はアニキ。ここはラシュクータだ
少年「僕はどうして生きてるんだ・・・
アニキ「君は腐海で酷いけがで倒れていたんだ。ぞうが君を見つけて運んできた
少年「ごめんなさい・・・すぐに出てきます・・・
アニキ「無理をするな。まだ動ける体じゃない
ぞう「モンスターだ!廃墟の方から町に攻めてきたぞ!
アニキ「なんだと!廃墟のモンスターは人里には下りてこないはずだ!
ぞう「わからない!すごい数だ!アニキ防壁を守らないと!
少年「早く離れないと・・・僕のせいでみんなが・・・」
草原地帯に逃げる少年
少年「だめだ歩けない・・・
モンスター「見つけた!宿命の子だ!
モンスター「人間どもに渡すな!アビスゲートを開けるのだ!
モンスター「ドラゴン!?
ルーブ山地
グゥエイン「生きているか?
少「あなたは・・・
グ「俺はグゥエイン。お前は宿命の子だな?
少「!?
グ「心配いらん。この地までお前を追ってはこれまい
少「なぜ助けてくれたの?
グ「俺は昔聖王に育てられた。今度は俺がお前を助けた。定め、というやつだろうな
少「聖王?
グ「そうか、東の地では聖王は知られていないのか。昔アビスゲートを封印した宿命の子がいた。それが聖王だ
少「違う、僕は魔王だ。みんなが僕を殺そうとしている。僕に関わった人はみんな死ぬんだ
グ「俺が幼いとき、聖王は自分の生い立ちを聞かせてくれた。お前と同じで、人間たちに命を狙われていたそうだ
少「僕はモンスターにも狙われている・・・どうしてなの?
グ「宿命の子はアビスゲートを開けるカギになる。四魔貴族は自らの影を送り込んでお前を探しているんだ
少「その人たちは僕を魔王にするつもりなの?
グ「いや四魔貴族は魔王に服従することを恐れている。アビスゲートが完全に開けばお前は用済みだ。生かしてはおかない。
少「・・・それが僕の死の定めか・・・
グ「気を落とすな。俺がついてるぞ
少「グゥエイン。僕はどうしたらいい
グ「いずれここもビューネイにかぎつけられる。お前が仲間を集めてアビスゲートを封印するしかない
少「僕に仲間なんていないよ・・・
グ「聖王に十二人の将がいたように、同じ志を持つ者がお前のもとに集うはずだ。それが宿命の子が持つ定めだ
少「無理だ・・・僕にそんなことできっこない・・・
グ「・・・そ、そうだ!これをもっていけ!
金をもらった!
グ「この辺の通貨だ!それで好きなものを買うといいぞ!
少「ありがとう。やってみるよ
グ「この地ではお前の正体を知って、殺そうとする者もいないはずだ。もっと強くなって戻ってこい
少年の技lvが16未満の時、グウェインに話しかける
グ「今のお前ではまだビューネイに勝てん。せっかくきたからこれをやろう
金をもらった!
グ「まあゆっくりしていけ
グウェインは原作でも馴れ馴れしいドラゴンで、ビューネイ影討伐直後に行くとお金をくれる